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資格を持っているのに自信が持てない!?

 2023/02/24
コーチング

こんにちは。
CuoReleaseの廣田です。
世の中には、様々な「資格」があります。
国家資格から民間資格まで、中には「こんな資格があるんだ!」と知らなかったものまで、本当にたくさんの資格があります。
資格は、その事柄を十分理解し、または十分な技術を身に付けていることを証明してくれる、とても頼りになるものでもあります。
CuoReleaseでは日々様々なご相談をお受けしておりますが、
「資格を取ったけれども自信が持てない」
と言うお声をよく聞きます。
逆に、「資格がないので自信を持って仕事をしたり人に教えたりできない」
と言うお声も、よく聞きます。
資格を持っているのに自信が持てない・・・
資格が無いので自信が持てない・・・
この、両極端なお悩みはなぜ起きるのか、どう捉えれば解決していくのか、今日はそんなお話しです。
今回は、「資格を持っているのに自信が持てない」
「資格を持っていないから自信が持てない」
この、2つのテーマを、1話ずつに分けてじっくり解説していきますね。

本日も最後までお楽しみください。

資格を持っているのに自信が持てないのはなぜ?

それでは、今回は「資格を持っているのに自信が持てない」ことに関して詳しくみていきましょう。
仕事や家事、学校など、毎日慌ただしく過ぎていく中で何とか時間を作り、資格取得の勉強をする。
念願の資格を手に入れて、嬉しい気持ちとほっとする気持ち、「よし!これからこの資格を活用していこう!」と意気込みは充分っだったのに、いざその資格を活用しようとすると、しぼんでいくやる気・・・

同じ資格を持っている人と自分を比べる

同じ資格を持って既に活躍している人を見て、「わあ、自分なんてまだ全然ダメだ・・・」と自信がなくなってしまうことがあります。
「自分が取得した資格は〇級だから」とか「自分と同じ〇級の人なのに、自分よりも知識が豊富だ」とか、「自分はあんな風に饒舌に快活に説明できない」とか、とにかく周囲と自分を比べて、自分はまだ全然ダメだ、と決めつけていくパターンです。

自信を失っていく理由を自分で探している!?

更にここには、見落としがちな深い落とし穴があります。
実はこの「周囲と自分を比べて自信を無くす」パターンは、敢えて自信を失っていく理由を自分で、自ら探しているパターンもあるのです。
その理由のひとつとして、「自信がない理由を明確にしたいから」があげられます。
そもそも自信がないのですが、「あの人の方がすごい」とすることで、自分で自信が持てない理由を明確にしようとしているのです。

完璧を求めている

資格を取ったのに自信が持てない理由として、「完璧を求めている」こともあげられます。
これは、いわゆる「完璧主義」の方に多いのですが「こんな知識では全然足りない!」「自分の経験値では資格を使える価値に値していない」と考え、その資格に対する経験値・知識・技術などを全て習得するまでは資格を使えない、と捉えてしまうのです。
この場合、自分のスキルを上げていく努力はもちろん大変素晴らしいことですが、「まだまだ」とずっと思い続け、実際に資格を活用するタイミングがいつまで経っても来ない、という状況になりがちです。

自分が持っている資格に対して「ゴール」だと思っているラインはどこですか?

例えば1冊の書籍があります。
この書籍を最後まで読もうと決めたら、ゴールは「最後まで読み終えること」になります。
最後まで読み終えたあなたの中には、書籍の中に書かれていた内容がインプットされます。
インプットされた知識は、どうすれば自分の糧になりますか?
そうです、アウトプットすれば確実に糧になっていきますね。
「ここまで」と目標を決めたラインを越えられたら、アウトプットする。
アウトプットして自分の糧にできたら、次の目標を決め取り組む。
この繰り返しで、あなたの知識や技術、経験値は確実にステップアップしていきます。

資格の活用も同じことが言えます

先ずは、資格取得のために勉強してきた知識を、資格取得後に使ってみる。
実際に使ってみてうまくいった部分、足りなかった部分を自分の中で整理し、うまくいった部分はさらにブラッシュアップできるように勉強を続ける。
足りなかった部分は、今後どうすれば良いかを周囲の人に相談したり、自分で不足部分の勉強をしたり、自分の糧にしていく手段はたくさんあります。
チャレンジしてみて初めて、自分に足りている部分と未だ足りていない部分が明確になるのです。

資格取得自体が目的になっている

資格取得自体が目的になっている場合も、いざ取得した資格を活用しようとしても自信を持って使うことが難しくなります。
もちろん、自分の趣味や目標達成のために楽しみで資格取得をされる方も多いでしょう。
実際に、楽しく取得でき生活の中で使える資格もたくさんあります。
今回のブログでは、主に仕事のシーンで使うための資格取得のお話しなので、このままお話しを進めていきますね。
「資格を取る」ことが目的になっている場合、例えば
・資格を取ったら昇格できる
・給与査定に関係してくる
・組織の中で、資格保有者が必要だった
このようなパターンがあるでしょう。
上記のような理由で資格を取得しても、資格自体が自信に繋がることはなかなか難しくなってしまいます。

自信がないから資格を取る

では、この場合はどうでしょうか?
・資格を取ったら自信が持てそうな気がした
このパターンの場合は、「資格」を「自信が持てるようになるための武器」として捉えていますので、資格自体に抱いている魅力が薄くなっていますし、欲しい!必要だ!と思い取得したわけでもないので、資格取得後も晴れ晴れした気持ちにはなり難くなってしまいます。

ゆっくり、あなたの糧にしていってください

さて、今回の「資格を持っているのに自信が持てない」お話しはいかがでしたでしょうか?
自分ができることや持っている資格、知識、技術は周囲と比べるものではありません。
自分が持っている知識や技術だったら、持っていない人に教えたり伝えたりすれば良いですし、逆に自分が持っていないことは持っている人から教われば良いのです。
インプットとアウトプットを繰り替えしていき、あなた自身が糧にしたい形のものにしていくと良いのではないでしょうか。

次回は、「資格を持っていないから自信が持てない」のお話しです!


本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
次回のブログもお楽しみに!

WRITER

廣田 左希子

廣田 左希子SAKIKO HIROTA

  • 日本実務能力開発協会 認定コーチ
    資格第COY-Ⅰ-221081号
  • 上級心理カウンセラー資格
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