HOMEBLOG > 成功したいのに成功が怖い!?チャンスをものに出来ない成功回避動機

成功したいのに成功が怖い!?チャンスをものに出来ない成功回避動機

 2021/02/13
コーチング

チャンスが目の前にあるのに手を出せない。
自分の好きな仕事で成功したい、と思っているのに行動にうつせない。
そんな経験ありませんか?
「自分の理想の人生を歩みたい」
その想いはあるのに、いざ大きなチャンスが目の前に現れるとチャレンジすることを躊躇したり、
全力を出せば成功することは頭ではわかっているのに、全力を出すことをしない。
そんな自分に対し、
「自分はなんて意志が弱いんだ・・・」と責めてしまっていませんか?
安心してください、その躊躇する気持ちには、ちゃんと原因があるのです。

あなたの成功をじゃまする原因はコレ!

成功回避動機

私たちは、成功を願い、充実した達成感を得るために努力をする反面、成功を恐れる【成功回避動機】を持っています。

成功回避動機ってどんなものなの?

成功回避動機とは、「無意識のうちに成功することへの恐れを感じてしまい、自ら成功を回避する心理のこと」です。私たちが普段意識でき、自分でコントロールできる「顕在意識」ではなく、意識してコントロールできない「潜在意識」の中に存在しています。

成功回避動機はなぜ発生するの?

この心理が出る理由は、様々なパターンがあるのですが、シンプルに言うと「本当に成功してしまったらどうしよう」と言う恐怖の心理が発生し、無意識のうちに成功を避ける、と言うものです。この心理は、男性よりも女性に強くみられることが多いと言われています。なぜ女性に強くみられるかと言うと、「成功すれば家族との生活に支障が出てしまうのではないか」「子育てとの両立が出来るのだろうか?」など、社会的成功が家族や家庭の崩壊につながってしまったらどうしよう、との不安が生じているからだと考えられています。私たちは、自分で意識して望んでいる「成功したい」と、無意識に望んでいる「成功したくない」と両方の気持ちを持ち合わせているんですね。

成功回避動機と上手く付き合うコツ

チャンスをつかむことに躊躇する気持ちが出てきたら、成功することで失ってしまうかも知れないことや、新たに発生するかも知れない問題など、【かもしれない】の部分にフォーカスするのではなく、成功を手にすることで得られる達成感や、幸福感を思い描いてみてください。また、「せっかくチャンスが来ているのに成功回避動機が出てるよ~!」と声に出して自分の無意識に気付かせてあげることも有効です。そして、再度自分の目標を紙に書き出し、掲げている目標に対して過剰に無理している部分や、強いストレスがかかっている箇所があれば、目標を少し変化させたり、達成までのスケジュールを調整すると良いですよ。

人間だもの。

成功回避動機は、人間が持ち合わせている自然な心理です。なかなか行動できなかったり、チャンスを逃したりしてしまうことはあなたの意志が弱い訳でも、能力が低い訳でもない、と言うことがご理解いただけたでしょうか?現状の変化に対して、良い変化に対しても恐怖を感じたり、躊躇したりすることは誰にでもあることです。無意識に気付くのはなかなか難しいことですが、自分の思考のクセを少し意識して観察してみると、今まで知らなかった新たな自分を発見できることもあります。目の前にチャンスが訪れた時は、ぜひ一歩踏み出してつかんでくださいね。
 WRITER
  • 廣田 左希子
  • 廣田 左希子SAKIKO HIROTA
  • 日本実務能力開発協会 認定コーチ
    資格第COY-Ⅰ-221081号
  • 上級心理カウンセラー資格
コーチ紹介