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起業に向けての行動が取れない時は、「起業したい動機」を整理するとスピードアップ!

 2021/03/05
コーチング

今回は、「起業する動機」に関してのお話しです。
起業したい、経営者になりたい。と願う一方で、なかなか具体的な行動を取れなかったり何から手をつけたら良いのか分からず悩んでいませんか?
頭では願っているのに、そのための行動が取れない理由は2つあります。どちらも先日のブログでご紹介しましたが、「成功回避動機」の作用と、「先にやり方を知ろうとするから」です。
そして、もう一つとても大切なことがあります。
それは、「起業する動機」に対して自分に正直になり、その動機は自分にとってどの程度重要なものであるかを知ること。
それでは、詳しくみていきましょう。

起業したい本当の動機は何ですか?どのくらい重要ですか?

起業したい動機、理由を明確にする

まず、起業したい動機の整理からしていきましょう。
紙とペンを用意して、「起業したいと思った動機」をゆっくりと思いだしながら、自由に書き出してみてください。
遠慮せず、本心で正直に書くことが大切です。
例えば、次のような動機が出てきたとします。
①自分の能力を存分に発揮したい
②自分の力で稼ぎたい、成功者になりたい
③自分の好きなことを仕事にして、やりがいや生きがいを感じたい
④経営者になることで社会貢献をしたい
この他にも、人によって動機は様々でまだまだたくさん出てくると思います。

自分の中で、動機の重要度はどのくらい?

では、仮に上記4つの動機が存在しているとして、この動機は自分にとってどの程度重要であるものなのかを考えます。
「すでに起業できている自分」をありありと想像して、その時の感情を感じてみてください。
【なぜ起業したいのか】
【起業する必要はあるのか】
【起業したい絶対的な理由は何なのか】
【起業できた時、どんな成果が期待できるのか】
【起業できなかった時、自分はどんな状態(感情)になるのか】
【起業という目標を達成することで、自分はどんな人生を望んでいるのか】
【この目標はどんな努力も惜しまず、必ず達成させたいものなのか】

起業できた時の感情と、しなかった時の感情、どちらを得たいですか?

次に、「起業できたらどうなるか」「起業できなかったらどうなるか」それぞれ生じる感情をみていきます。
これも、「起業できた自分」と「できなかった自分」を想像して真剣に感情を感じてみてください。
「その時の感情をリアルに感じる」ことは難しいかもしれませんが、焦らずゆっくりと挑戦してみてくださいね。
◆起業できたら自分の状態(感情)はどうなるか?
・幸せ 
・達成感
・充実感
・自信がつく
・解放感
・希望に満ち溢れる
・大きな喜び
・周囲の人たちへの感謝の気持ちが芽生える
・仕事への愛情
・お客様への感謝

◆逆に、踏み出す勇気が出し切れず起業しなかった場合の自分の状態(感情)はどうなるか?
・自信を失う
・自分を責める
・後悔する
・気持ちが沈む
・悲しみ
・怒り
・誰かのせいにしたり、環境のせいにする気持ちが生じる
・失望

さて、どちらの感情を得たいですか?
答えは明確ですよね。多くの方が、「苦しい、痛い」と感じる感情より「嬉しい、幸せ、心地よい」の感情を得たいはずです。

自分の人生と本気で向き合う

人が「嬉しい、幸せ、心地よい」の感情を得られる時は、自分の夢がかなったり、大切な人と一緒にいる時、要は【自分の目標が達成できた時】です。

今回は「起業」をテーマに記載しましたが、起業に限らず人は目標をもって生きていくことがとても大切です。
その目標が高いものであればあるほど、自分の本音をしっかりと見極め、必ず達成させると固く決意することが必要となってきます。
その対価として、目標を達成できた時の喜びや感動、自分へのゆるぎない自信はとても大きなものでしょう。

夢は叶えるためにあるものです。
一度切りの大切な自分の人生、悔いのないように生きてくださいね。

WRITER

廣田 左希子

廣田 左希子SAKIKO HIROTA

  • 日本実務能力開発協会 認定コーチ
    資格第COY-Ⅰ-221081号
  • 上級心理カウンセラー資格
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