これであなたも会話上手！取り入れやすい会話術をご紹介。

さて、例えば2人で会話をしている場合。
お互いがそれぞれ相手に望んでいることは、「自分の話を聴いて欲しい」ということです。
そう、お互いにです。
お互いがお互いに同じことを求めていたら、会話はどうなるでしょうか？

なんとなく予測は付きますが、
・相手の話をあまり聞かずに自分が話したい話題のことを考えている
・相手が話に上げてきた話題を、「そうそう！こないだ同じことがあってね！」と、自分の話題にすり替える
・相手の話しをあまり聞いていないので、受け答えがあいまいだったり上の空だったりする
・相手が何を話していたか、すぐに忘れる

あらかた、このような状態が起こりえます。
これでは、お互いにとって良い時間とは言い難いですね。

相手「この前、北海道に行ったんだよね」
自分「私も行ったことあるよ！去年だったかなぁ、札幌に行ったよ」
相手「私は小樽に行ったんだけど、すごく良かったよ！」
自分「札幌では、美味しいものをたくさん食べたし、景色も良くて最高だったよ」
相手「小樽グルメも良かったよ」
さあ、いかがでしょうか？
たまたま二人とも北海道に行ったことがあり、楽しい時間を過ごしたのでしょう。
楽しかった話を相手に聞かせたくて、自分の話をどんどんしています。
でも、お互いが自分の話を相手に聞かせたいと思っているので、話が断片的になり会話のふくらみがありません。

では次に、自分が聴き役になっている場合です。
相手「この前、北海道に行ったんだよね」
自分「そうなんだね！北海道のどこに行ったの？」
相手「小樽に行ったよ。すごく良かったよ！」
自分「小樽は行ったことないなぁ。どこが一番良かった？」
相手「小樽は、食べ物が美味しくて景色も素晴らしかったよ」
自分「美味しいグルメと綺麗な景色、最高だね！小樽では何を食べたの？」
いかがでしょうか？
相手の「北海道に行った」という大きな話題に対し、ひとつずつ話題を掘り下げ、相手が話しやすいように会話に膨らみをもたらしています。