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「できて当たり前」ではないんです。称賛を素直に受け取ってみましょう。

 2023/02/03
コーチング

こんにちは。
CuoReleaseの廣田です。
みなさんは、自分が出来ることに対してどの位の評価をしていますか?
「評価」と表現してしまうと、あまり心地よくはありませんね。
では、この表現はいかがでしょうか?
あなたは、自分が出来ている〇〇に関して、どのくらいすごいと思っていますか?
例えば、パソコンのブラインドタッチができる。Instagramにアップする動画の編集ができる。
食事で使う食材の買い出しを素早く要領よくできる。
ん?そんなこと、出来て当たり前じゃないか・・・?そう思いましたか?
いえ、当たり前ではなくそれはとても「すごい」ことなんです。
今日は、あなたが当たり前に感じながら出来ていることがどれほど価値があるものなのか、そして周囲の称賛を素直に受け取ることが、あなたと周囲にとってどれほど良い影響が出るか、そんなお話しです。

本日も最後までお楽しみください。

周囲からの称賛を素直に受け止めてみて!

「私は動画編集が得意なんですが、先日ちょっとした短い動画を編集しただけで、周りから”すごい!”と言われたんです。
自分ではこんな程度できて当たり前なのに、すごいと言われて素直に受け取れなかったです」
先日、こんなお話しを伺いました。
ご自身では「できて当たり前のレベル」の位置付けである動画編集。
けれど、動画編集をしたことがない方や、苦手な方にとっては、楽しく加工されている動画は「すごい!」「どうやって作ったんだろう?」と感じます。
動画編集が得意な方でも、「魅力的だ!」と感じるでしょう。

自分のスキルを「当たり前」と位置付けてしまう時の思考は?

ここで、動画編集をしたあなたは、動画編集作業のスキルを「当たり前」と捉えています。
「当たり前」と捉える理由はたくさんありますが、大きく上げると
①自分が出来るくらいだから、だれでもできるでしょ、と思っている(それほどすごいことと捉えていない)。
②編集した動画に対して、そもそも自分ではそれほど良い出来栄えではないと思っている。
③周囲から「すごい」と言われて、本当は嬉しいがその称賛を素直に受け入れられない自分がいる。

①~③の思考は、自分のスキルを低く評価している=自分の価値を低く捉えていると考えられます。

「謙虚さ」は大切だけれども、時としては必要ない

さらに、日本人の国民性である「謙虚であれ」との信念が働き、周囲からの称賛を「謙遜して受け取らない」思考が発動してしまうのです。
謙虚であることは良いことですが、実は謙虚は相手の気持ちを否定することにもなっているんですね。
一見思慮深い思想に感じますが、相手が「良い!素晴らしい!」と感じたことを伝えてくれているのに、「いえいえ」「全然」「そんなことないですよ」などの返答が返ってきたら、相手の気持ちはどうでしょうか・・・?
称賛を受け入れてもらえず、とてもがっかりした気持ちになるのではないでしょうか?

自分で自分の評価を低く捉え続けていると・・・

”自分ができるんだから他の人もできる”という考え方は、自分で自分の評価を低く捉えていることになります。
これを続けると、自分が行動すること、発言すること、考えていること、全てが「価値のないものである」と自分の信念に刷り込まれてしまいます。
こうなると、「自分は価値がない人間だ」という信念がしっかりと潜在意識にインプットされてしまうのです。
とても頑固で力の強い潜在意識にインプットされてしまうと、そこから抜け出すことは容易なことではありません。

周囲からの称賛を素直に受け取る方法はこちら!

ではどうすれば良いかというと、お勧めの方法はこちらです。
例えば、自分が特に意識して頑張らなくても出来た編集動画が「すごい!」と称賛を受けたとします。
そんな時は、「いえいえ、こんなの大したことないですよ」ではなく「嬉しいです!どの辺りが気に入ってもらえましたか?良かったら教えてください」と称賛を受け取ってみてください。
頑張って作った、でも仕上がりが自分の中でまだ完全ではないな・・・と思っている編集動画を「すごい」と称賛された場合の受け取り方は、こうです。
「とても嬉しいです!実は、自分の中ではあまり自信作ではなかったんです。でも、褒めてもらって自信が沸きました。良かったら、どの辺りが気に入ってもらえたか教えていただけますか?」

素直に受け取ることは自分も相手も心を満たすことができます

いかがでしたでしょうか?
あなたの中ではできて当たり前なことかも知れません。称賛されても、本当に「いやいやこのくらい」と考えているかも知れません。
でも、投げられた称賛を思いっきり素直に受け取ってみてください。
先ずはあなた自身の心が満たされ幸せな気持ちに、そして相手も自分の称賛を受け取ってもらえて心地良く充実した気持ちになれるはずです。
そして、「いやいや」と跳ねのけた時よりも、その後の会話も膨らみ充実した時間になるでしょう。

本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
また次回のブログもお楽しみに!

WRITER

廣田 左希子

廣田 左希子SAKIKO HIROTA

  • 日本実務能力開発協会 認定コーチ
    資格第COY-Ⅰ-221081号
  • 上級心理カウンセラー資格
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