ミスコミュニケーションが起こ原因。それは、情報の省略にあった!
- 2021/07/30
- コーチング
皆さんは、コミュニケーションは得意でしょうか?苦手でしょうか?
「すごく得意ではないけど、おおよそ出来ていると思う・・・」
「上手に伝えることが苦手で、コミュニケーションは避けがち・・・」
様々な方がいらっしゃることでしょう。
今日は、「伝えたつもりだったが、相手に伝わっていなかった」「自分が伝えたかったことと違うニュアンスで相手に伝わっていた」など、日常で頻発するミスコミュニケーションはどうして起こるのか?のお話しです。
あなたの伝えたいことが伝わっていなくても、あなたが話し下手なわけではない!
聞き手は、あなたの言葉をどう受け取っているか?
例えばあなたがハワイに遊びに行き、ハワイの海で泳いだことを友人に話したとします。
友人は、ハワイに行ったことはありません。
ハワイの海はとてもキレイで、熱帯魚がたくさん寄ってきて素晴らしかった、と興奮気味に話すあなた。
話をしているあなたの頭の中には、どこまでも広く続く空と海、透き通る海に色彩豊かな熱帯魚が優雅に泳いでいる光景が思い出されています。
さて、その話を聞いている友人の頭の中には、どんなシーンが浮かんでいるでしょうか?
友人は、真剣にあなたの話を聞いてくれていますが、あなたの言葉からあなたが思い出しているハワイと同じものを想像することは、もちろんできませんよね。
その時友人の頭の中はどうなっているかと言うと、例えば以前沖縄の海で泳いだ時のことを思い出すなど、自分自身の過去の経験や体験に照らし合わせて、想像しながら聞いている状態になっているのです。
友人は、ハワイに行ったことはありません。
ハワイの海はとてもキレイで、熱帯魚がたくさん寄ってきて素晴らしかった、と興奮気味に話すあなた。
話をしているあなたの頭の中には、どこまでも広く続く空と海、透き通る海に色彩豊かな熱帯魚が優雅に泳いでいる光景が思い出されています。
さて、その話を聞いている友人の頭の中には、どんなシーンが浮かんでいるでしょうか?
友人は、真剣にあなたの話を聞いてくれていますが、あなたの言葉からあなたが思い出しているハワイと同じものを想像することは、もちろんできませんよね。
その時友人の頭の中はどうなっているかと言うと、例えば以前沖縄の海で泳いだ時のことを思い出すなど、自分自身の過去の経験や体験に照らし合わせて、想像しながら聞いている状態になっているのです。
過去の経験や体験に紐づけて判断している
人は毎日、過去の経験や体験をもとに、様々なことを無意識に、そして瞬時に判断しています。
自分が経験したことのないことを見たり聞いたりした時は、過去に似たような経験した時の記憶と瞬時に結びつけ、「良い・悪い」「簡単・難しい」「好き・苦手」などの判断をしているのです。
そして、経験や体験は各人各様であるため、物事の受け取り方も、もちろん各人各様となります。
自分が経験したことのないことを見たり聞いたりした時は、過去に似たような経験した時の記憶と瞬時に結びつけ、「良い・悪い」「簡単・難しい」「好き・苦手」などの判断をしているのです。
そして、経験や体験は各人各様であるため、物事の受け取り方も、もちろん各人各様となります。
ミスコミュニケーションの本当の理由は情報が省略されているから?!
言葉は経験や体験を表す手段
自分が経験や体験をした話を人に伝えたい時、言葉を使います。
自分の経験や体験とは自分にとって事実であり、人に伝えるために使う言葉は経験や体験を表す手段です。
その、経験や体験に含まれる膨大な情報は、言葉で伝える時にほとんどの情報が省略されて伝えられます。
話を聞いた相手は、その省略された空白の部分を、自分自身の過去の経験や体験に紐づけて、想像しながら聞いているのです。
と言うことは、当然人により受け取り方は様々で、反応も様々です。
自分の経験や体験とは自分にとって事実であり、人に伝えるために使う言葉は経験や体験を表す手段です。
その、経験や体験に含まれる膨大な情報は、言葉で伝える時にほとんどの情報が省略されて伝えられます。
話を聞いた相手は、その省略された空白の部分を、自分自身の過去の経験や体験に紐づけて、想像しながら聞いているのです。
と言うことは、当然人により受け取り方は様々で、反応も様々です。
人は、自分の脳に自分だけのフィルターを付けている
人は生まれた直後から様々な経験を重ね、自分の経験や体験で創られた、自分の色が付いたフィルターを脳に装着しています。
フィルターの内側にはたくさんの経験・記憶・体験した感情などの情報が詰まっていて、何か見たり聞いたり、起こったりする度にそのフィルターを通して見たり、判断したりしているのです。
フィルターの内側にはたくさんの経験・記憶・体験した感情などの情報が詰まっていて、何か見たり聞いたり、起こったりする度にそのフィルターを通して見たり、判断したりしているのです。
ミスコミュニケーションを防ぐには?
それでは最後に、ミスコミュニケーションを防ぐ方法をお伝えします。
ミスコミュニケーションが起こる原因としては、
・話し手が、体験を言葉にした際に発生する情報の省略
・聞き手が、省略された情報の空白部分を自身の過去の経験や体験から想像している
この2つが大きな原因でした。
この、「聞き手が想像する」部分でズレが生じてきますので、この部分の確認を丁寧にしていきましょう。
例えば、「今の話を、私は○○のように感じた(受け取った)のですが、あなたが伝えたいことと一致していますか?」
など、自分が解釈して受け取った内容を、率直に伝えて話し手と聞き手の認識にズレがないかを確認しましょう。
少々めんどくさく感じますが、この確認作業の繰り返しで、ビジネスではもちろん、プライベートでの人間関係も誤解が生じにくくなり、円滑なコミュニケーションが取れることとなるでしょう。
ミスコミュニケーションが起こる原因としては、
・話し手が、体験を言葉にした際に発生する情報の省略
・聞き手が、省略された情報の空白部分を自身の過去の経験や体験から想像している
この2つが大きな原因でした。
この、「聞き手が想像する」部分でズレが生じてきますので、この部分の確認を丁寧にしていきましょう。
例えば、「今の話を、私は○○のように感じた(受け取った)のですが、あなたが伝えたいことと一致していますか?」
など、自分が解釈して受け取った内容を、率直に伝えて話し手と聞き手の認識にズレがないかを確認しましょう。
少々めんどくさく感じますが、この確認作業の繰り返しで、ビジネスではもちろん、プライベートでの人間関係も誤解が生じにくくなり、円滑なコミュニケーションが取れることとなるでしょう。
WRITER
-
- 廣田 左希子SAKIKO HIROTA
-
- 日本実務能力開発協会 認定コーチ
資格第COY-Ⅰ-221081号 - 上級心理カウンセラー資格
- 日本実務能力開発協会 認定コーチ
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