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飛べないのみになっていませんか?過去の環境が自分の限界を創る?!

 2021/07/28
コーチング

前回のブログでは、人間は12歳頃までに受けた大人達、特に母親の影響によりアイデンティティが形成される、そして、「してはいけない教育」の末に「自立心や自主性が育たない」困った結果になるお話しをしました。
今回は、今まで皆さんが耳にしたことがあるかも知れない「飛べないのみ」の話を使いながら、「拘束された状態で育つとどうなるか」「制限され続けるとどんなアイデンティティが形成されるか」をみていきましょう。

飛べないのみになっていませんか?

本当は高く飛べるのに飛べなくなる?!

皆さんは、「飛べないのみ」の話を耳にしたことはありますか?
のみは、本来1メートル近くもジャンプすることができるそうです。
こののみを、30cmほどの密閉した箱に入れると、初めのうちは本来のジャンプをするのですが、それだと蓋にぶつかってしまいます。
蓋にぶつかったのみはどうするかと言うと、蓋に当たらないように、箱のサイズの30cmの範囲内でジャンプするようになります。
そして、数分後にのみを箱から出しても、その後は30cmのジャンプしかしないのみになっているのです。

過去の環境が自分の限界を決めている

この話が意味することは何でしょうか?
のみは、本来は高くジャンプする能力を持っています。
しかし、狭い環境に入れられ強制的に高くジャンプできなくなり、さらに蓋にぶつかる経験を重ねた結果、本来の自分の能力を封印し、「自分は30cmしか飛べないのみなんだ」と思い込んでしまったのです。

さて、皆さんもご自身の過去を少し思い出してみてください。
・チャレンジしたが失敗した
・チャレンジしたが思うような結果が出なかった
・チャレンジしようとしたことを、周囲からバカにされた
・幼少期に、親から「ぐずぐずした子だね」などと言われた
そんな経験はありませんか?
さらに、
・職場で、同僚や上司から「仕事が遅い」と言われた
・好きな人に告白したが、フラれた
・幼少期に、親から「危ないから走ってはダメ」など、様々なことを制限された
そんな経験はありませんか?

人間は自分のフレーム(枠)の中で生きている

さて、皆さんの過去の経験に、思い当たることはありましたか?
例に上げたような環境や経験は、全て「自分の限界を創る出来事」となります。
そして、全てが「心の痛み」となり、自分を守るため、同じことを繰り返さないよう脳にインプットされています。
心の痛みを記憶し、自分の守りに入った後は、「自分の限界のフレーム(枠)」を創ります。
そしてその後はフレームの中で生き、何かにチャレンジする時もフレームの中でチャレンジし、フレームの大きさ以上のチャレンジや問題は避けるという行動を取るようになるのです。

幼少期に、親や周囲の大人達から「やめなさい」などと言われ続けてきた場合も、頑丈なフレームを形成するきっかけとなります。
しなさいと言われたことだけやり、それ以上はやらない、と言ったパターンは、「自主性」が育つ前に狭く頑丈なフレームを創ってしまったということです。

フレーム(枠)を越えよう!

「過去の環境が自分の限界を決めている」ということが、ご理解いただけたでしょうか?
人は誰しも、自分で形成したフレームの中で生きています。
大切なことは、そのフレームが小さなものなのか、大きなものなのかはあなたが決めたことではなく、生きてきた環境や経験から創られているということ。
決して、あなたがわざと小さなフレームを創ったわけではありません。
そしてもう一つ大切なことは、「どんなに頑丈なフレームでも越える(枠を広げる)」ことが出来ると言うこと。
新たにチャレンジしたこと、苦手だけど避けずに向き合ったこと。
決して、大きなことでなくても良いのです。
どんなに些細なことでも、やってみた自分を褒める。
思うような結果でなくても、チャレンジしたことに対して、自分を称賛する。
そんな、「自分を大切にする」日々の積み重ねが、あなたのフレームを広げていく秘訣となるのです。

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WRITER

廣田 左希子

廣田 左希子SAKIKO HIROTA

  • 日本実務能力開発協会 認定コーチ
    資格第COY-Ⅰ-221081号
  • 上級心理カウンセラー資格
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