遅刻、寝坊、挫折、自分に甘い・・その原因はホメオスタシスにあった!
- 2021/02/21
- コーチング
今日こそは約束の時間に遅れないように行こうと思っていたのに、また遅刻してしまった・・
今日から早起きしてジョギングをしようと思っていたのに、また寝坊してしまった・・
意志の弱い自分に毎回がっかりしますよね。
先日、3日坊主を起こす「潜在意識」について書きましたが、今日はより明確で生体的にも解明されているある働きに関してのお話しです。
人間はなぜ、「変わりたいのに変われない」という状態が起こるのでしょうか?
その原因として、自律神経や免疫系、ホルモンを生成する内分泌系の作用が大きく関わっているのですが、今回は生物学的な要素ではなく、心理学的な方面からみていきましょう。
あなたの「やる気」を消し去っていくもの・・・それは、「ホメオスタシス」
私たち人間には、「今の環境やライフスタイルを維持しよう」という心理「ホメオスタシス」があります。ホメオスタシスには、良い部分と悪い部分があり、良い部分は「私たちの生活に安定感をもたせる」こと。ホメオスタシスがないと、新居に引っ越しを終えたにその環境にすぐに飽きて、また引っ越しをしたくなる、というように落ち着きがなく不安定な生き方になってしまいます。
悪い部分は、新しい挑戦をしたい時や自分を変えたい時、ホメオスタシスが足を引っ張ってしまうこと。決意して始めたダイエットが3日坊主に終わってしまうのも、寝坊癖がある人に早起きの習慣がなかなか身に付かないのも、ホメオスタシスが今までの習慣を維持しようとするのが原因なのです。
悪い部分は、新しい挑戦をしたい時や自分を変えたい時、ホメオスタシスが足を引っ張ってしまうこと。決意して始めたダイエットが3日坊主に終わってしまうのも、寝坊癖がある人に早起きの習慣がなかなか身に付かないのも、ホメオスタシスが今までの習慣を維持しようとするのが原因なのです。
そもそもホメオスタシスって何?
ホメオスタシスとは、もともと生物学の用語です。ホメオスタシスの主な働きは、生体が変化を拒み、一定の状態を維持しようとする「恒常性」となります。例えば、真夏に気温が39度近くに上がっても、私たちの身体は気温と同じ39度に上がるわけではなく、汗をかいて体温を正常に保とうとします。また、体内の水分量を一定に保ったり、ダイエットを始めても体重が減りずらくなる、いわゆる「停滞期」もホメオスタシスの働きによるものです。
ホメオスタシスに打ち勝って自分を変えたい時は?
「自分を変えたい」と考えている時は、ホメオスタシスを「解除」することが必要です。そこでポイントとなるのが、ホメオスタシスの「コンフォートゾーン」になります。
コンフォートゾーン
コンフォートゾーンとは、「居心地の良い場所」と言う意味です。コンフォートゾーンは、ホメオスタシスが維持したがっている、あなたが「心地よい」と感じている環境やライフスタイルのことです。
コンフォートゾーンはとても居心地の良い場所ですが、残念ながら人間は居心地の良い場所に居続けても成長しないのです。そこで、「ホメオスタシスのコンフォートゾーンを移動させる」という作業をお勧めします。例えば、「毎朝6時に起きて1時間読書をする」という行動がコンフォートゾーンになれば、あなたのライフスタイルに組み込まれることになり、寝坊をする方が落ち着かなくなるのです。
コンフォートゾーンはとても居心地の良い場所ですが、残念ながら人間は居心地の良い場所に居続けても成長しないのです。そこで、「ホメオスタシスのコンフォートゾーンを移動させる」という作業をお勧めします。例えば、「毎朝6時に起きて1時間読書をする」という行動がコンフォートゾーンになれば、あなたのライフスタイルに組み込まれることになり、寝坊をする方が落ち着かなくなるのです。
コンフォートゾーンを変えるには?
では、コンフォートゾーンを変えるにはどうしたら良いのでしょうか?取り組みやすい有効な手法として、「セルフトーク」というものがあります。これは、希望する未来のイメージや、なりたい自分像を具体的な言葉で自分に語りかける手法です。セルフトークで手に入れたい環境やイメージを刷り込むことにより、自己効力感(自分の能力に対して持つ確信)を高めることができます。
自己効力感が高い人は、「自分ならできるはずだ」という強い自信を抱けるので、困難や失敗にぶつかっても諦めずに努力を続けられ、目標達成できる可能性が高くなるのです。反対に「どうせ失敗する」「自分にできるはずがない」と思っていると、その言葉が「マイナスのセルフトーク」として作用します。どんどん自信とやる気を失い、さらに「マイナスのセルフトークが増える」という悪循環に陥りますので、十分気を付けましょう。
次におすすめの方法は、「付き合う人を変える」という方法があります。人間は、周囲の人間に大きく影響されるものです。自分の目標となる人と積極的に付き合い、思考・行動をまねてみれば(モデリング)、自分のコンフォートゾーンを変えることが出来ます。
自己効力感が高い人は、「自分ならできるはずだ」という強い自信を抱けるので、困難や失敗にぶつかっても諦めずに努力を続けられ、目標達成できる可能性が高くなるのです。反対に「どうせ失敗する」「自分にできるはずがない」と思っていると、その言葉が「マイナスのセルフトーク」として作用します。どんどん自信とやる気を失い、さらに「マイナスのセルフトークが増える」という悪循環に陥りますので、十分気を付けましょう。
次におすすめの方法は、「付き合う人を変える」という方法があります。人間は、周囲の人間に大きく影響されるものです。自分の目標となる人と積極的に付き合い、思考・行動をまねてみれば(モデリング)、自分のコンフォートゾーンを変えることが出来ます。
「変わりたい」と思うことは、自分自身を大切に想っている証拠
いかがでしたでしょうか?
人間の心理はとても奥深いもので、AIでは創りだせない部分がたくさんあります。自分のことで気に入らないところがあっても、それはあなたのせいではなく人間の心理に基づいていること。それよりも大切なことは、「気に入らないところに気付き、変えたいと思い努力すること」なのです。
「変わりたい」と思うことは、自分自身を信じ、自分を大切にしている証拠。その気持ちを大切にしながら、自分が望む人生を望む自分像で歩めるよう、できることから始めていってくださいね。
人間の心理はとても奥深いもので、AIでは創りだせない部分がたくさんあります。自分のことで気に入らないところがあっても、それはあなたのせいではなく人間の心理に基づいていること。それよりも大切なことは、「気に入らないところに気付き、変えたいと思い努力すること」なのです。
「変わりたい」と思うことは、自分自身を信じ、自分を大切にしている証拠。その気持ちを大切にしながら、自分が望む人生を望む自分像で歩めるよう、できることから始めていってくださいね。
WRITER
-
- 廣田 左希子SAKIKO HIROTA
-
- 日本実務能力開発協会 認定コーチ
資格第COY-Ⅰ-221081号 - 上級心理カウンセラー資格
- 日本実務能力開発協会 認定コーチ
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