自己主張が苦手な人が多い原因には、幼少期の母からの影響にあった!
- 2021/05/24
- コーチング
海外旅行などで、「外国の人たちは遠慮なく自己主張をし、人生を楽しんでいるなぁ」そんなイメージを抱いたことはありますか?
ホームステイをした経験があったり、外国の友人がいる方は「日本とは違う雄大さ」を感じたことがあるのではないでしょうか?
日本では、「やまとなでしこ」と言う言葉があるように、女性は控えめで忠実、男性をたてることが「女性らしい」言われてきました。
確かに、日本人女性は控えめで忠実な方が多いイメージで、ビジネスでも「女性なのに活躍してすごいですね」などと言われてしまう現状です。
ビジネス界できちんと自己主張しながら女性が活躍することが、そんなに特殊なものなのでしょうか?
人間のアイデンティティが形成されるまで
幼少期(12歳前後まで)の母の影響
皆さんにとって、お母さんのイメージや存在はどのようなものでしょうか?
優しい・楽しい・明るい・暖かい・包容力・・・そんなイメージでしょうか?
逆に、厳しい・怖い・抑圧・・・このようなイメージがある方もいらっしゃるかも知れません。
人間も動物も、母は我が子を守ることに必死です。
我が子が人生の道を踏み外すことのないよう、危険から守り道徳を教育していきます。
そして、命を自分で維持することができない幼少期の子供にとって、母は自分の命を守ってくれる絶対的な存在であり母の全てを信じています。
いわば、母が持っている母独自の世界の中で子供は育っていく、ということです。
幼少期の子供にとって、母の教育や行動が正しいのか間違っているのかなどは関係なく、母の全てが自分の全てなのです。
優しい・楽しい・明るい・暖かい・包容力・・・そんなイメージでしょうか?
逆に、厳しい・怖い・抑圧・・・このようなイメージがある方もいらっしゃるかも知れません。
人間も動物も、母は我が子を守ることに必死です。
我が子が人生の道を踏み外すことのないよう、危険から守り道徳を教育していきます。
そして、命を自分で維持することができない幼少期の子供にとって、母は自分の命を守ってくれる絶対的な存在であり母の全てを信じています。
いわば、母が持っている母独自の世界の中で子供は育っていく、ということです。
幼少期の子供にとって、母の教育や行動が正しいのか間違っているのかなどは関係なく、母の全てが自分の全てなのです。
中核信念(コアビリーフ)
頭も心も柔軟で、まだ知識や経験もない幼少期の子供は母から教えられたことを忠実に覚え、自分の信念に刷り込みます。
母から誉められたことも、自分の目を見て丁寧に話を聴いてくれたことも、優しく抱きしめてくれたことも全てその子のアイデンティティを形成させます。
逆に、人格を否定させるような怒られ方をしたり、「ダメな子」と言われたり、兄弟や他人と比べるようなことを言われ続けると、これもまた忠実に自分の信念に刷り込み、アイデンティティを形成してしまうのです。
「ダメな子」「できない子」と言われ続けてきた子供は、「自分はできない人間なんだ」ということを何の疑いもなく信じてしまい、そこでその子の主となる中核信念(コアビリーフ)が完成します。
中核信念は、「できない人間」が本当に事実なのかどうかは関係ありません。
では、母の影響のお話しから一旦離れて、もう少し大きなスケール「日本人とは」のテーマで続きをみていきましょう。
母から誉められたことも、自分の目を見て丁寧に話を聴いてくれたことも、優しく抱きしめてくれたことも全てその子のアイデンティティを形成させます。
逆に、人格を否定させるような怒られ方をしたり、「ダメな子」と言われたり、兄弟や他人と比べるようなことを言われ続けると、これもまた忠実に自分の信念に刷り込み、アイデンティティを形成してしまうのです。
「ダメな子」「できない子」と言われ続けてきた子供は、「自分はできない人間なんだ」ということを何の疑いもなく信じてしまい、そこでその子の主となる中核信念(コアビリーフ)が完成します。
中核信念は、「できない人間」が本当に事実なのかどうかは関係ありません。
では、母の影響のお話しから一旦離れて、もう少し大きなスケール「日本人とは」のテーマで続きをみていきましょう。
日本独特の「してはいけない」教育
古くから日本は、「してはいけない」教育が主流でした。
してはいけない教育とは、一部例をあげると
・人様に迷惑をかけてはいけない
・今はみんなでお絵かきをする時間だから、他の遊びをしてはいけない
・チームを乱すことをしてはいけない
・自分勝手な行動をしてはいけない
・自己主張し過ぎてはいけない
・上司をたてなければいけない
・夫(男性)をたてなければいけない
・女性は夫となる人よりも高学歴であってはいけない
といったものです。
上にあげた例は、日本独特の「控え目で、相手の立場を考慮したてる、女性は一歩ひく」との考え方からきています。
そして、してはいけない教育は良い成果もあり、日本人はとても思慮深く、気遣いが出来る人が多くみられます。
しかし、してはいけない教育は重大な問題を発生させます。
その問題とは一体何でしょうか?
してはいけない教育とは、一部例をあげると
・人様に迷惑をかけてはいけない
・今はみんなでお絵かきをする時間だから、他の遊びをしてはいけない
・チームを乱すことをしてはいけない
・自分勝手な行動をしてはいけない
・自己主張し過ぎてはいけない
・上司をたてなければいけない
・夫(男性)をたてなければいけない
・女性は夫となる人よりも高学歴であってはいけない
といったものです。
上にあげた例は、日本独特の「控え目で、相手の立場を考慮したてる、女性は一歩ひく」との考え方からきています。
そして、してはいけない教育は良い成果もあり、日本人はとても思慮深く、気遣いが出来る人が多くみられます。
しかし、してはいけない教育は重大な問題を発生させます。
その問題とは一体何でしょうか?
取り囲んでいる頑固な拘束
それは、「自主性が育たない・自分の意見が言えない」と言うことです。
自分は右だと思っていても、周囲が左だと言えば左に傾く。
それでも右だと自分の意見を通すと、「変わり者」「自己中心的」と周囲からの視線がきつく当たる。
そのようなことが日常繰り返されると、「自分が意見を言っても反対されるだろう」との恐怖心が現れ、「黙って周囲に合わせる」行動を選択してしまいます。
そしていつの間にか、「自分で考えるのではなく周囲に合わせる」クセが脳に染みついてしまうのです。
常に目に見えない何かに拘束されていて、拘束された状態で生き続けているのです。
さらに厄介なことに、幼少期から拘束され続けてきた人達は、いつしか拘束を「心地よい」と感じるようになり、拘束から逃れ、自由になることを恐れるようになってしまうのです。
次回のブログでは、ガチガチに固まった拘束からどう解放されたら良いのか、これからの子育て問題にも触れながらみてきましょう。
自分は右だと思っていても、周囲が左だと言えば左に傾く。
それでも右だと自分の意見を通すと、「変わり者」「自己中心的」と周囲からの視線がきつく当たる。
そのようなことが日常繰り返されると、「自分が意見を言っても反対されるだろう」との恐怖心が現れ、「黙って周囲に合わせる」行動を選択してしまいます。
そしていつの間にか、「自分で考えるのではなく周囲に合わせる」クセが脳に染みついてしまうのです。
常に目に見えない何かに拘束されていて、拘束された状態で生き続けているのです。
さらに厄介なことに、幼少期から拘束され続けてきた人達は、いつしか拘束を「心地よい」と感じるようになり、拘束から逃れ、自由になることを恐れるようになってしまうのです。
次回のブログでは、ガチガチに固まった拘束からどう解放されたら良いのか、これからの子育て問題にも触れながらみてきましょう。
WRITER
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- 廣田 左希子SAKIKO HIROTA
-
- 日本実務能力開発協会 認定コーチ
資格第COY-Ⅰ-221081号 - 上級心理カウンセラー資格
- 日本実務能力開発協会 認定コーチ
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