HOMEBLOG > 結婚につながる恋愛がしたい!大好きな相手と長く関係を続けるには?

結婚につながる恋愛がしたい!大好きな相手と長く関係を続けるには?

 2021/03/09
コーチング

大好きな人にめぐり合い、ようやくお付き合いがスタートしたのに長く続かない。
毎回同じくらいの時期になると、破局してしまう・・
なぜ?自分に原因があるのかな?自分の魅力が足りないのかな?
このままだと、自分は結婚できないかも知れない・・・
なんて心配をしていませんか?
相手のことが大好きなあまり、しなくて良い心配をしてしまったり、必要以上に相手のことを詮索したり。
その心配が、自信を失わせてしまう原因となっていることが多々あります。
そして、もう一つの原因が「思い込み」。根拠のない決めつけの感情が、遠ざける必要のない幸せを自ら遠ざけてしまっているかもしれません。

恋愛が続かない原因を突きとめよう

自分の「考え方=思考」が、感情を生じさせ行動へと移行している

「・・・しなければならない」「・・・するなんて許されない」「・・・すべきである」など、あなたの中に白黒思考で堀固まった考え方はありませんか?
もし思い当たることがあれば、この考え方の一部が恋愛にも影響しているかも知れません。
この考え方は、これまで生きてきた中で無意識的に学習した「考え方」であり、この「考え方=思考」が、苦しみ、嫉妬、悲しみなど否定的な感情を生じさせ、結果、否定的な行動への移行をさせているのです。
それは、事実に即しておらず論理的ではない場合が多く、思考や考え方が変われば感情や行動にも大きな変化が期待できます。

イナショナルビリーフ

人間には、現実的でなく、独断的で論理的ではない思考「イラショナルビリーフ」というものがあります。
これは、無意識の中に存在していて、簡単に言うと「思い込み」や「考え方のクセ」のことです。
イラショナルビリーフには、
①マイナス思考⇒良いことは見らずに、何でも悪い出来事にすり替えてしまう。
②拡大解釈・過小評価⇒自分の短所や失敗を大げさに考え、長所や成功を過小評価する。
③感情的決めつけ⇒客観的事実より否定的感情を優先させる。
など、その他にも代表的なもので7パターンの思考があります。

そして、イラショナルビリーフは緊張している時や、勇気を出して何かアクションを起こした時、自分が好意を寄せている相手から予想外の反応をされた時などに出てくることが多く、そのため恋愛時にも発動することが多いと考えられます。

また、イラショナルビリーフとは逆で「できれば・・・であればいいなぁ」など柔軟な思考のことをラショナルビリーフと言います。
次の章では、ラショナルビリーフと比較してみていきましょう。

恋愛時に発動しやすいイラショナルビリーフ

それでは、恋愛時に発動しやすいイラショナルビリーフをラショナルビリーフと比較しながらいくつか見ていきましょう。
それぞれのシーンで、イラショナルビリーフとラショナルビリーフはどう発動するでしょうか?

◆彼氏(彼女)を食事に行こうと誘ったが、用事があると言われ断られた。
・イラショナルビリーフ⇒本当は避けられていて、用事があると嘘をつかれたのではないか
・ラショナルビリーフ⇒また次回誘おう!

◆彼氏(彼女)を街で見かけて、目があったがそらされた
・イラショナルビリーフ⇒気付いていたのに、わざと目をそらして気が付かないふりをされたんだ
・ラショナルビリーフ⇒気付いていなかったんだろう!

◆彼氏(彼女)に電話をしたが、つながらなかった
・イラショナルビリーフ⇒わざと出なかったんだ、浮気しているに違いない・・・
・ラショナルビリーフ⇒手が離せないのかな、また後でかけてみよう!

さあ、いかがでしょうか?
イラショナルビリーフが発動してしまった場合、たいていの場合その後相手に真実を追求してしまったり、不安な気持ちが先立ち必要以上に相手に執着する、などの行動に出てしまいます。
また、「別れを切り出されたらどうしよう」との不安のあまり、相手の顔色をうかがったり、相手の言いなりになったりと自分の尊厳も失われていってしまいます。
相手を好きなあまり、不安に思う気持ちが生じてしまうことはやむ終えませんが、「自分が愛した相手を信じる」ことを忘れずに、そして「自分も愛されている」と言う気持ちを大切に、二人の関係を育てていってくださいね。

イラショナルビリーフを修正していくには

イラショナルビリーフは、できれば消し去りたいマイナス感情であるということがお分かりいただけたと思います。
恋愛に限らず、様々なシーンでイラショナルビリーフが発動してしまった場合は、
【その考え方の根拠は?その考え方は事実に基づいているか?真実なのか?】
の質問を自分に投げることができれば、必要のない心配や落ち込みを負わなくて済みます。

しかし、自分で「あ、今イラショナルビリーフが出てる」と気が付くこともなかなか難しいですよね。
その時は信頼できる友人や家族に「根拠のないマイナス思考が出ていたら指摘してね」などとお願いしておくのも手段のひとつです。
考え方=思考は、単なる「クセ」に過ぎません。
クセは、意識しなければ気が付きもしませんし、当然治りません。
しかし、「このクセを治そう!」と意識するだけで、成果は格段に違ってきます。

もし、今日お話ししたことで思い当たることがある時は、自分の幸せをつかむために背負っているイラショナルビリーフを降ろしていく作業を始めてみられてくださいね。

WRITER

廣田 左希子

廣田 左希子SAKIKO HIROTA

  • 日本実務能力開発協会 認定コーチ
    資格第COY-Ⅰ-221081号
  • 上級心理カウンセラー資格
コーチ紹介