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不妊治療記録⑤ 体外受精への挑戦 初めての採卵までの道のり

 2021/04/14
不妊治療

先日より、私自身の不妊治療記録と共に不妊治療に取り組んでいる方々のご苦労を記載させていただいています。
不妊に悩む方の精神的・身体的ストレスはとても大きく、また周囲には相談し難いものです。
女性専門の相談室【CuoRelease】では、不妊にまつわるご相談を多くお受けしております。
ご相談をお受けする私自身も不妊治療経験者であり、お力になれることが必ずございます。
私は医療従事者ではありませんので、治療に関する専門的なことは申し上げられませんが、人工授精・体外受精・顕微授精に向けての準備に関することなど、私がお応えできる精一杯のところまでお話しさせていただきます。
不安なお気持ちをお話しされるだけでも心が楽になり、前向きになれることもございます。
ホームページにお問合せフォームがございますので、そちらからお気軽にお問合せください。

次のステップへ進む決意

夫と共に治療に取り組み、3ヶ月ほどの間人工授精はお休みしていました。
夫も治療に取り組んでくれているし、もしかしたら自然妊娠するかも知れない・・・
との淡い期待を抱きつつ日々を過ごしていたのですが、自然妊娠することはなく時間が過ぎていきました。
その後、通院を再開し再び人工受精に挑んだのですが、4回チャレンジしたものの妊娠することはなく、さすがに人工授精では妊娠が望めない現実を自身で受け入れ、体外受精へとステップを進めることにしました。
先生に体外受精にチャレンジしたい意向を伝え、体外受精・顕微授精の説明会に夫と共に参加することからスタートしたのですが、後に身を裂かれるほど辛い経験をしなければならないことを、その時の私は予測していませんでした。

体外受精に向けての準備

いよいよ体外受精をするための、採卵に向けた準備が始まりました。
スプレキュアという点鼻薬から始まり、卵子を数多く育てる注射やその他ホルモンを補充する飲み薬などが数多く処方されました。
注射はお腹に打つのですが、採卵日が決定するまで連日打つ必要があるため、ほとんどの患者さんが自己注射をしています。
もちろん、連日病院に通える場合は看護師さんに打ってもらえるのですが、連日病院に通うというのはあまりにも大変ですし、その分接種手数料も発生します。
私も自己注射を選んだのですが、なにせ注射を自分で打つなんて初めての経験です。
看護師さんから注射の取り扱い方や打ち方を入念にレクチャーしてもらい、おぼつかない手つきで初めての自己注射を終えました。
余談ですが、私はその後現在に至るまで合計で3回の採卵を経験しています。
3回目の採卵準備の時の注射は、それはそれは手慣れたもので何の躊躇もなく打てるようになりました・・・

採卵日決定までの道のり

採卵日が決定するまでは、超音波検査で卵胞チェックがあり卵子の育ち具合を診ていきます。
排卵を抑える投薬をしているとは言え、卵子を数多く育てる注射も連日打っていますので、排卵してしまうと採卵が出来なくなり、それまで採卵日に向けて頑張ってきた準備が全て台無しになってしまいます。
採卵に最も適した卵子に育つタイミングを診つつ、排卵してしまわないように先生がこまめに卵胞をチェックするのですが、そのためには連日でクリニックに通わなければいけません。
1回の診察で数時間の待ち時間が発生するため、クリニックまでの往復を含め半日がかりの通院が連日または1日おきに発生します。
「頑張れ私、赤ちゃんに会える日が少しずつ近づいてきてるよ」と自分に言い聞かせながら採卵日決定を待ち望んでいたことを覚えています。

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WRITER

廣田 左希子

廣田 左希子SAKIKO HIROTA

  • 日本実務能力開発協会 認定コーチ
    資格第COY-Ⅰ-221081号
  • 上級心理カウンセラー資格
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