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飲食店経営のスタート、DiningBar IVY(ダイニングバー・アイビー)開業

 2024/07/10
ストーリー

私はメンタルコーチの仕事に就く前は、飲食店スタッフ専門のコンサルタントと、飲食店の経営をしていました。

飲食店スタッフ専門のコンサルタントって何だかレアですよね…。

前回のブログでは、独立開業までの経緯をご紹介してきましたが、今回はお勤め時代をいよいよ卒業し、完全自営業でスタートした後のお話しです。

退職、そして自営業の初心者としてのスタート

冒頭でもお伝えしました通り、私は16年間会社員として飲食業界に従事していました。その会社員を卒業し、いよいよ自営業のみの日々が始まりました。

もう、私を助けてくれる会社の看板もありません。安定していただけるお給料もありません。成績が芳しくなければ、それがそのまま自分の収入に直結します。

飲食店経営を決意するまで

開業当時は飲食店スタッフ専門コンサルタントとして活動していたのですが、クライアント様の中には、店舗運営全般のコンサルタントを依頼してくださる方もいらっしゃいましたし、スタッフ教育を任せてくださる方もいらっしゃいました。

そんな中、クライアント様から様々な叱咤やアドバイスをいただき、私の中に

コンサルタントのサービスをご提供するのなら、先ずは自分が経営する飲食店を成功させてモデル店舗を作ることが必要だ

との思いが固まり、実際に自分で飲食店を経営しようと決意していました。

店舗の情報収集

飲食店経営のための店舗を探しはじめてしばらくした頃、知人からこのような話をもちかけられました。

「知り合いが、事務所として借りている場所を夜も有効活用したいと言っていて。その場所が元々ダイニングバーをしていた所で、カウンターキッチンなどは既に揃っているんだけど、さきこさんお店をやってみない?」

人間とは不思議なもので、「これをしよう」と決意すると、今までそれに関して全く入ってこなかった情報が耳に入ったり、周囲から声をかけられたりするものです。

理想通りの場所に出逢った!

その誘いを受け、私はすぐに現地を見にいきました。お店がある場所は、福岡県内では一番の繁華街「中洲」。6階建てのビルの5階にありました。

中洲と言うエリアだけでも十分なのですが、更に良かったことは中洲の中心ではなく、中洲からほんの少し離れた「春吉」という少し落ち着いたエリアだったことです。

しかもリバーサイドで、川の向こうには博多では有名な「キャナルシティ」が一望できます。夜になると、中洲のネオンに加え華やかにライトアップされたキャナルシティが存分に楽しめるシチュエーションでした。

私の頭の中に、カウンターにウイスキーを中心にズラリと並ぶお酒の瓶、雰囲気のある照明、華やかな夜景を眺めながら楽しんでいただいているお客様達の様子が浮かびました。

先ずは、メニューやシチュエーションでお客様にご満足いただける、その後は私が大好きな接客で更にお客様の期待値と満足度を上げることができる…!

お客様からご依頼されるサプライズ演出をお客様と一緒に考えたり、結婚式の二次会セッティングなど、おもてなしをすることが大好きだった私は、このお店で多くの方に笑顔になっていただける、記憶に残る時間をご提供できると確信し、すぐに契約する旨を先方に伝えたのでした。

飲食店経営者のスタートラインに立ちました

店舗営業としての契約書を早々に交わし、私は飲食店経営者としてスタートラインに立ちました。

実は、後にここで交わした契約書内容に落とし穴があり、後々苦しめられる結果になったのですが…「これで飲食店経営者になれる!」と興奮していた私はその落とし穴に全く気が付かなかったのです。この落とし穴に関する詳細は、次の記事でご紹介します。

話しは戻り、飲食店経営の場所を得た私はオープン日を決め、早速準備に取り掛かりました。

お店のコンセプト、雰囲気、ペルソナ設定、フードとドリンクメニュー、備品の準備、メニューや店内の写真撮影などやることが山盛りで朝から晩まで働いても追いつきません。

コンサル業の方にもクライアント様がいらっしゃったので、クライアント様の対応とお店開店の準備でかつてないほど大忙しだったのですが、とても充実していて心から楽しいと思える日々でした。

DiningBar IVY(ダイニングバー・アイビー)誕生

店舗経営にはもう一つ、欠かせない準備がありました。それは店名を決めることです。

色々と考えた中で、植物にまつわる名前にしたかったこともあり「IVY(アイビー)」に決めました。

出逢った方々とのご縁がずっと繋がるものでありますように

アイビーは、ヘデラとも呼ばれているツルが伸びていく植物で、花言葉に「永遠の愛」「友情」などがあります。結婚式会場などによく使われる植物で、「ずっと一緒」という意味合いを持っています。

私は、出逢った方々とのご縁がずっと繋がるものでありますように、そして出逢った方同士のご縁もツルのように伸びまた新たなご縁に出逢い、たくさんの方々が素敵な友情を築けますように、と願いをこめて店舗名をDiningBar IVYと命名しました。

感謝と決意を込めたレセプションパーティ―

約3ヵ月の怒涛の準備期間の末、ようやく店舗開店までこぎつけました。男性スタッフも2名雇用し、彼らの力も借りていよいよ営業本番です。

グランドオープン前に、勤め時代を含めこれまでお世話になった方や、IVYの開店準備で力を貸してくださった業者様、応援してくれている知人友人をお招きしてレセプションパーティーを開催しました。

店舗運営や接客は長年の経験から慣れたものでしたが、それはあくまでも「会社の看板に支えられて発揮できる力」でした。

しかし、今はもう違います。いち経営者として、店舗のオーナーとしてお招きしたお客様方をおもてなしすること、これから末永くお付き合いしていただけるように誠心誠意営業に尽力すること、そして周りにいてくださるたくさんの方々を見返りなく大切にしていくこと。

私はそう心に決めレセプションパーティーに望みました。

新米飲食店オーナーの奮闘の日々

IVYのレセプションパーティーは、多くの関係者の方々がお越しいただきまして、無事盛況に終わることができました。

次回は、日々の営業の様子や思い出に残っているお客様のエピソード、新規のお客様獲得の奮闘、そして経営の厳しさなどをご紹介していきます。次回のブログもお楽しみに!
 WRITER
  • 廣田 左希子
  • 廣田 左希子SAKIKO HIROTA
  • 日本実務能力開発協会 認定コーチ
    資格第COY-Ⅰ-221081号
  • 上級心理カウンセラー資格
コーチ紹介