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このサインを見逃さないで。心が病んでいる時に無意識に取ってしまう行動とは?

 2024/05/15
コーチング

こんにちは。
CuoReleaseの廣田です。

人間は、常にメンタルに様々な刺激やストレスを受けながら生きています。刺激やストレスは、環境から受けることもあれば他人から受けることもあります。

もちろん、他人だけでなく家族が原因である場合もあり、例えどんなに仲良しな親子でも人間同士が向き合えば何かしらのストレスが発生すると言われています。

日常様々な場面で私達に付きまとう刺激やストレス。厄介なものですが、ストレスを感じていることに気が付かない、または多少のストレスは気にしない、嫌なことがあっても自分で切り替えられるというタイプの方はあまり問題ではありません。

でも、同じ事柄でもネガティブに捉えてしまい、重たいストレスとして捉えてしまうタイプの方にとっては心が病んでしまうきっかけになることもあります。そして、心が病んでしまった時に人間が無意識に取る行動があります。


これからご紹介する行動が日常で出てしまっている方は、早急に心と身体を休ませてあげる必要があります。

心が病んでいる時に現れる5つのサイン

強い刺激やストレスが継続的にかかり、それらが溜まってしまった時、人間は無意識に自分を守ろうとする思考に切り替わります。

行動パターンは人によって様々ですが、より多く見られるものをご紹介します。

1. 一言目が「でも」の裏に隠されている心理

心が病んでいたり、心に強いストレスがかかっている時、人は会話の中で頻繁に「でも」という言葉を使う傾向があります。その主な心理としては、

・反論の意識
・他者との距離感

が挙げられます。

反論の意識とは、他者との意見や状況に対して反論や異議を伝えたい気持ちを表していて、自己主張や自分の視点を強調したい時によく見られます。

そして、他者との距離感とは「でも」と言うことで、自分と他者との間に一定の距離を保とうとする意識です。これにより、相手の意見に対して即座に同意することなく、自分の考えを守ることができます。

どちらも自己防衛の心理が影響しています。

2. ポジティブ情報を無視してしまう、ネガティビティバイアス

人間は生きていれば、良いことも悪いことも経験します。

心理学用語でネガティビティバイアスと言う言葉があるのですが、これは人はポジティブな情報よりもネガティブな情報に注意を向けやすく、記憶にも残りやすい性質を持つことを表しています。

一般的に人間は、幸福な思い出より、辛い経験のほうを鮮明に記憶する傾向があるのです。しかし、心身共に健康で満たされている時は、ネガティビティバイアスはさほど強く出てきません。

しかし、心が病んでいる時はこの心理は通常時よりも強く出てしまい、結果自分の身の回りで起こることのうちポジティブなことに気が付かず、ネガティブなことばかりに注目してしまうのです。

3. 人の欠点を探すようになる

人の欠点を探し出す行動も、先ほどご紹介した「でも」と「ネガティビティバイアス」の心理が深く関わっています。

ネガティビティバイアスが自分ではなく他者に向いたとき、他者の良いところや優れている部分は見らずに、自分よりも劣っている部分を見つけることに注力してしまいます。

自己防衛の心理が強くなり、自分の方が満たされているという安心感を強く欲するようになると、このような行動パターンが見られるようになってしまいます。

4. 他者にマウントを取る

この行動も、人の欠点を探してしまう心理に似ているのですが他者に対して「自分の方が優れている、自分の方が強い」と表現することで、自分の居場所や立ち位置を明確にしようとします。

時としてそれは、そもそも自分が持ち合わせている性格ではないにも関わらず、心が病んでいることにより自身を必死に守ろうとするが故の行動でもあるのです。

5. 何事もネガティブ

最後に、ネガティビティバイアスの心理の代表的な考え方、「何事もネガティブに捉える」です。これは、ポジティブなことは気づかない状態とは少し異なり、どんなこともネガティブに捉えてしまうのです。

決してネガティブな状況でないにも関わらず、何かしら理由を付けてネガティブ事項に持っていってしまう。ネガティブに寄せることで、行き所のない苦しい心内を納得させているとも言えるでしょう。

心に痛みを感じたら、我慢せずに信頼できる人に打ち明けてみて

さて、心が病んでいる時に出てくる5つのサインのお話しはいかがでしたか?人間は多かれ少なかれ、ストレスを抱えて生きています。

大切なことは、今回ご紹介したような5つのサインが現れた時に「自分はなんてダメな人間なんだろう」と決して責めないこと。

さらに、「みんな何かしらストレスを抱えているのに、自分だけ弱音を吐いたり愚痴を言うことは恥ずかしい」なんて思わないこと。

ストレスの感じ方は皆それぞれです。

他者がストレスに感じないことを自分はストレスに感じる、だから自分は弱い人間だ。そんなことはありません。自分の心と身体が痛みを感じているな、と思う時は先ずはゆっくりと休むようにしましょう。

自分が好きな音楽を聴いたり、好きな物を食べたり、自分の心が満たされることを取り入れてあげてください。自分を大切にしてあげること、これがとても大切なことです。

そして、自分が信頼できる人に自分の苦しみや想いを話してみること。これも、自分を大切にするとても重要な行動の一つです。

専門家に話してみましょう

コーチングサロン CuoReleaseでは、人間関係に悩んでいる方、自己否定感に悩んでいる方など、自分の人生を大切にしたい思いを持たれている多くの方々のご相談をお受けしています。

こんなことを話しても良いのかな、恥ずかしいな…等、そのようなご心配は無用です。あなたが心軽やかに日々を過ごしていけるよう、一緒に乗り越えていきましょう。

本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。次回のブログもお楽しみに!
 WRITER
  • 廣田 左希子
  • 廣田 左希子SAKIKO HIROTA
  • 日本実務能力開発協会 認定コーチ
    資格第COY-Ⅰ-221081号
  • 上級心理カウンセラー資格
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