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あなたはもう傷つかない!「受け取り方」は自分次第で変えられる

 2021/09/14
コーチング

人から言われたことやされたことで腹が立ったり、心が傷ついてしまったり。
嫌味を言われている・・・と感じたり、そんな経験はありませんか?
実は、自分が感じる感情は「自分の受け取り方次第」で変えることができます。
また、それまでの経験も、直面した物事や人から言われた言葉をどう受け取るかに影響します。
今回は、人から言われたことでなぜ落ち込むことがあるのか、自分の受け取り方とは何か、そして過去の経験から生まれる感情とは何かをみていきます。

それまでの経験により無意識に湧き上がる「感情」って?

初対面の人に対してでも過去の経験が関係する?

人の感情や行動は、過去に経験したことに紐づいています。
ここでは、「経験=記憶」と捉えていただければわかりやすいと思います。
例えば過去に、自分に嫌がらせをしてきた人がいたとすると、その人の顔の特徴や体格、声や雰囲気などを鮮明に記憶し、その後の人生で似たような人に出逢うと瞬時に「嫌な人」と脳が捉えます。
この思考は、無意識なので自分が意識してそう思っているのではなく過去の経験、過去の記憶から呼び起こされている思考です。
そうなると、初見から「嫌な人」と捉えているので、その後はその人の言動に対しマイナスな捉え方をするようになってしまいます。

自分で○○と言う感情を選択している!

次に、「人から嫌味を言われた」や「言われたことに腹が立った」などといった感情についてです。
人によっては、「嫌味を言ってやろう」と思ってわざと嫌な言い方をしてくる人もいることでしょう。
さて、ここで大切なことは、
【相手に言われたことに対して、自分は「嫌だ」と言う感情を選択した】
という事実です。
日本だけでも1億人以上の人がいる中で、自分と同じ脳を持っている人はもちろん一人もいません。
「自分と似た考え方をする」人はまれにいますが、相手に「こう思って欲しい」や「こう言って欲しい」と思っても、相手の脳はコントロールできません。
要は、「発信する方がどのような感情を持って相手に伝えるかは本人次第、それを受ける方もどのような感情を抱くかは本人次第」と言うことなのです。

「現実」を「現実」としてだけ受け止める

少し難しい話になりましたが、大切なことは「自分はどういう感情を選択するか」です。
「嫌だ」の感情を選択すれば嫌な気持ちになり、相手に対しても嫌悪感を抱きます。
「なるほど、そう言う考え方もあるんだ」と驚きと感心の感情を選択すれば、相手に対して興味も沸いてくるでしょう。
そしてもう一つ大切なことは
【現実を現実としてだけ受け止める】
と言うことです。
例えば、「仕事が遅い」と言われた場合、「仕事が遅い、と言われた」ことを現実としてだけ受け止めるのです。
「仕事が遅いと言われた、自分は仕事が遅い人間なんだ」とか、「こんなひどいことを言ってくるなんて、なんて嫌な人なんだ」などと捉えるのですがなく、「言われたことを現実として受け止める」だけに留まるのです。
ここで勘違いしていただきたくない点は、
【言われたことは現実であり、事実ではない】と言うことです。
「仕事が遅い」ことはあなたにとって事実ではなく、「仕事が遅い」と言われた現実、それだけなのです。

自分を不快にさせる「捉え方」を手放す

「感情」は、無意識に瞬時に感じるものなので、感情を変えることはなかなか難しいものです。
でも、「捉え方」は自分次第で変えることができます。
「嫌な人だ」「非常識な人だ」といった捉え方を、「個性的な人だ」「出逢ったことないタイプだなあ」などと捉え方を少し変えるだけで、「怒り・不快・悲しみ」など、出来れば感じたくない感情が「驚き・興味・新たな考え方の発見」などといった、自分を成長させる感情へと変化します。
自分自身が「傷ついた」という選択肢を選んでいた。
そう捉えてみると、気持ちが楽になるのではないでしょうか。

WRITER

廣田 左希子

廣田 左希子SAKIKO HIROTA

  • 日本実務能力開発協会 認定コーチ
    資格第COY-Ⅰ-221081号
  • 上級心理カウンセラー資格
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