意見がすれ違うことは当たり前。人はそれぞれ違う観点を持っている!
- 2021/08/05
- コーチング
皆さんは、良かれと思ってしたことが逆に相手を怒らせてしまったり、迷惑がられてしまった経験はありますか?
「余計なお世話だったかな・・・」と思う一方で、「せっかく親切心でやったのに・・・」と残念半分、腹立たしさ半分・・・と思ったのではないでしょうか?
また、人間関係で「あの人とは気が合わないなあ」と感じることもあることでしょう。
そもそも、日本だけでも1億人以上の人間がいて、自分と気が合わない人がいることは当然ですが、実は「良かれと思ってしたことが相手を不快にさせた」や「気が合わない人がいる」のような事態が起こるにはきちんとした理由があります。
それでは、詳しくみていきましょう。
全ての人間が持っている○○
全ての人間は「観点」が違う
人間はなぜ、人間関係のトラブルに巻き込まれたり、他人を誤解したりするのでしょうか?
それは「人間一人ひとりの観点が違う」からなのです。
観点とは、辞書で調べると【観察・考察する立場。見地。見かた】とあります。
要は、同じ事柄でもAさんとBさんでは見かたや考え方が違う、と言うことです。
ここで言う「見かた」とは、「その事柄に対してどう思うか」を指していて、「見る視点」とは異なります。
例えば、長距離バスに乗って旅行に行く計画に対し、「のんびりバス旅行は楽しそうだ」と思うAさんと、「バス旅行は時間がかかる、もっと早い乗り物が良い」と思うBさんは、同じ事柄に対して感じ方(見かた)が違います。
Aさんは旅行計画を楽しく進めるのに対し、イヤイヤながら準備をするBさん。結果、旅行中もAさんとBさんの楽しむ気持ちには大きな差が出てしまい、お互いに気まずくイヤな気持ちを抱くことになってしまうのです。
それは「人間一人ひとりの観点が違う」からなのです。
観点とは、辞書で調べると【観察・考察する立場。見地。見かた】とあります。
要は、同じ事柄でもAさんとBさんでは見かたや考え方が違う、と言うことです。
ここで言う「見かた」とは、「その事柄に対してどう思うか」を指していて、「見る視点」とは異なります。
例えば、長距離バスに乗って旅行に行く計画に対し、「のんびりバス旅行は楽しそうだ」と思うAさんと、「バス旅行は時間がかかる、もっと早い乗り物が良い」と思うBさんは、同じ事柄に対して感じ方(見かた)が違います。
Aさんは旅行計画を楽しく進めるのに対し、イヤイヤながら準備をするBさん。結果、旅行中もAさんとBさんの楽しむ気持ちには大きな差が出てしまい、お互いに気まずくイヤな気持ちを抱くことになってしまうのです。
観点の違いはなぜあるのか?
それでは、人によって観点の違いはなぜあるのでしょうか?
実は全人類で、全く同じ観点を持った人間はいません。
観点は、主に過去の経験から創られていきます。そして、同じ経験でも人により結果の違いや周囲の反応の違いなどにより、その時の感情が異なります。
人は、過去から学びそれを繰り返していく生き物なので、その時に発生した感情を脳が鮮明に記憶していて、その後の人生で類似していることが発生した時は、「再び感じたい感情」と「再び感じたくない感情」に分類するのです。
実は全人類で、全く同じ観点を持った人間はいません。
観点は、主に過去の経験から創られていきます。そして、同じ経験でも人により結果の違いや周囲の反応の違いなどにより、その時の感情が異なります。
人は、過去から学びそれを繰り返していく生き物なので、その時に発生した感情を脳が鮮明に記憶していて、その後の人生で類似していることが発生した時は、「再び感じたい感情」と「再び感じたくない感情」に分類するのです。
人は全員、自分だけのバーチャルメガネを通して物事を観ている
バーチャルメガネを通した観点の世界
過去の経験から自分独自の観点を創っていく私たち人間は、様々な経験をする度に自分の脳にストックの情報として記憶していきます。
そして何か物事が発生した時は、五感で得た情報を脳に送り、類似した情報がないか脳の情報にアプローチします。
生まれたばかりの赤ちゃんは別ですが、大人になっている私たちの脳に、どの角度から判断しても全くの未経験、情報ゼロという物事はなく、何かしらのストック情報が脳から引き出されます。
今まで経験してきたこと、感じてきた感情は全て自分自身のバーチャルメガネを通して脳に記憶されていて、その後に経験する様々な物事は、全てバーチャルメガネを通して脳に映しだされます。
同じ経験でも、人によって感じ方や捉え方が違うため、当然生じる感情も違ってきます。
私たちは、自身の捉え方に従い情報を記憶し、その後は自身のバーチャルメガネを通して物事を観ているのです。
そして何か物事が発生した時は、五感で得た情報を脳に送り、類似した情報がないか脳の情報にアプローチします。
生まれたばかりの赤ちゃんは別ですが、大人になっている私たちの脳に、どの角度から判断しても全くの未経験、情報ゼロという物事はなく、何かしらのストック情報が脳から引き出されます。
今まで経験してきたこと、感じてきた感情は全て自分自身のバーチャルメガネを通して脳に記憶されていて、その後に経験する様々な物事は、全てバーチャルメガネを通して脳に映しだされます。
同じ経験でも、人によって感じ方や捉え方が違うため、当然生じる感情も違ってきます。
私たちは、自身の捉え方に従い情報を記憶し、その後は自身のバーチャルメガネを通して物事を観ているのです。
相手の観点に興味を持つ
自分以外の全ての人間は自分と異なった観点を持っているということがご理解いただけましたか?
観点は、自分を通して判断するので主観的な見かた。
それに対して、「相手はどういう見かたをしているんだろう」と相手の立場になって考えることが客観的な見かたです。
良好な人間関係を築くためには、「相手の観点はどういったものだろう?」と考えることが大切です。
言い換えると、「相手(の観点)に興味を持つこと」。
要は、相手を思いやることが大切です。人間は、自分の主観で物事を捉えるクセがありますので、「自分の考え方が常識」と感じてしまっていることが多々あります。
人と会話をする時や、人の話を聴く時は自分が常識だと捉えていることは一旦脇に置いておいて、相手が伝えたがっていることは何か、どういった観点なのか、に集中して聴いてみてください。
きっと、素敵な人間関係が築けるはずです。
観点は、自分を通して判断するので主観的な見かた。
それに対して、「相手はどういう見かたをしているんだろう」と相手の立場になって考えることが客観的な見かたです。
良好な人間関係を築くためには、「相手の観点はどういったものだろう?」と考えることが大切です。
言い換えると、「相手(の観点)に興味を持つこと」。
要は、相手を思いやることが大切です。人間は、自分の主観で物事を捉えるクセがありますので、「自分の考え方が常識」と感じてしまっていることが多々あります。
人と会話をする時や、人の話を聴く時は自分が常識だと捉えていることは一旦脇に置いておいて、相手が伝えたがっていることは何か、どういった観点なのか、に集中して聴いてみてください。
きっと、素敵な人間関係が築けるはずです。
WRITER
-
- 廣田 左希子SAKIKO HIROTA
-
- 日本実務能力開発協会 認定コーチ
資格第COY-Ⅰ-221081号 - 上級心理カウンセラー資格
- 日本実務能力開発協会 認定コーチ
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