あなたの人生の足枷になっているコンフォートゾーンとは?
- 2025/01/06
- コーチング
今の自分の状態に大きな不満はないけれど、何か物足りない気がする。新しいことにチャレンジしたり、自分が置かれている環境に変化を付けたい気持ちはあるけれど、いざ行動しようとすると気が進まない。
そんなもやもやした気持ちを持ったことはありませんか?
私たちには、自分を守るために心理的に備えてある特性があります。それが、「コンフォートゾーン」です。
このコンフォートゾーンこそが自分を新しい環境に置いたり、リスクや恐怖を感じることから避けようとさせる原因になっているのです。
コンフォートゾーンを超えて自分をさらに進化させたい!新しいことにチャレンジして自信につなげたい!そんな方はぜひこのブログを参考にされてみてください。
コンフォートゾーンにいるメリット
コンフォートゾーン (comfort zone) は、自分が安心して快適に過ごせる心理的な領域のことを指します。
このゾーン内では、状況や環境にストレスを感じることが少なく、自分が得意とするスキルや知識の範囲内で行動するため、不安や恐怖がほとんどありません。
このゾーン内では、状況や環境にストレスを感じることが少なく、自分が得意とするスキルや知識の範囲内で行動するため、不安や恐怖がほとんどありません。
安定した成果を得ることできる
慣れている環境ではイレギュラーなことも起きづらく、物事が計画的に進む可能性が高まります。
危険予測の精度も高く、よくあるトラブルは事前に回避することもできます。
もし、イレギュラーなことが起きたとしても、対処法が既に確立されていたするので、コンフォートゾーンの中ではストレスを感じにくく、精神的な負担を減らすこともできます。
危険予測の精度も高く、よくあるトラブルは事前に回避することもできます。
もし、イレギュラーなことが起きたとしても、対処法が既に確立されていたするので、コンフォートゾーンの中ではストレスを感じにくく、精神的な負担を減らすこともできます。
効率よく一定の成果をあげることができる
例えば生活習慣であれば、同じスケジュールやルーティンを続け、新しい趣味や場所に挑戦しない、などが挙げられます。
大きな変化を必要としないため、楽で快適に感じることができますし、慣れたことを行うため、パフォーマンスを一定以上に保つことができるため、効率性も上がります。
また、新しいことに取り組むための労力やストレスもなく自身のエネルギーの節約にも繋がります。
大きな変化を必要としないため、楽で快適に感じることができますし、慣れたことを行うため、パフォーマンスを一定以上に保つことができるため、効率性も上がります。
また、新しいことに取り組むための労力やストレスもなく自身のエネルギーの節約にも繋がります。
慣れた環境に居続けることのデメリット
成長の停滞
新しいことにチャレンジしたり知らない世界に飛び込むことを避けるため、当然のことながら新しいスキルや経験を得られにくくなります。
新しい価値観やアイデアに触れる機会もないため、視野も広がりません。
この状態を続けていると、余計にコンフォートゾーンの外に出ることへの抵抗感が強まり、仕事・人間関係・趣味など様々なことに対する挑戦への恐怖心が強化されてしまいます。
新しい価値観やアイデアに触れる機会もないため、視野も広がりません。
この状態を続けていると、余計にコンフォートゾーンの外に出ることへの抵抗感が強まり、仕事・人間関係・趣味など様々なことに対する挑戦への恐怖心が強化されてしまいます。
自己肯定感の低下
コンフォートゾーン内での快適で、効率的な活動は、短期的には自己肯定感を高める効果がありますが、長期的には、自己肯定感の低下につながることがあります。
新しい挑戦や、困難な目標に取り組まない、ということは、自己実現や達成感の欠如につながり、自分の能力や価値に疑問を持ちはじめ、それが自信の欠如へとつながるからです。
新しい挑戦や、困難な目標に取り組まない、ということは、自己実現や達成感の欠如につながり、自分の能力や価値に疑問を持ちはじめ、それが自信の欠如へとつながるからです。
ラーニングゾーンで新しいことに挑戦しよう
ラーニングゾーンとは、コンフォートゾーンから1歩踏み出した未知の領域です。ここでは、多少の不安や緊張を感じながらも、新しいことに挑戦し、学びや成長を得ることができます。
自己成長の機会を得る
新しいスキルや知識を得ることで、明らかな自己成長を得ることができます。
また、自己成長はキャリアアップにも繋がりますが、「キャリアアップにチャレンジしてみよう!」と思う気持ち、すなわちコンフォートゾーンを超えようとする気持ちが、必然的に自己成長に繋がるのです。
また、自己成長はキャリアアップにも繋がりますが、「キャリアアップにチャレンジしてみよう!」と思う気持ち、すなわちコンフォートゾーンを超えようとする気持ちが、必然的に自己成長に繋がるのです。
柔軟性の向上と変化への耐性
失敗を恐れずチャレンジを繰り返すため、変化への耐性が高まり、未知の状況にも適応しやすくなります。
まだ起きてもいないリスクを予測して、過度な恐怖心から立ち止まってしまう過去の自分から解放されるのです。
まだ起きてもいないリスクを予測して、過度な恐怖心から立ち止まってしまう過去の自分から解放されるのです。
自信の向上、充実感の増加
様々なことにチャレンジすることで、成功体験を積むことができます。
例え思うような成果が出なくとも、チャレンジしなければ得られない貴重な経験を積むことで自分への信頼が深まり、モチベーションの向上へと繋がります。
また、新しい経験を通じて新たな人間関係を得ることもでき、人生をより心豊かなものにすることができるのです。
例え思うような成果が出なくとも、チャレンジしなければ得られない貴重な経験を積むことで自分への信頼が深まり、モチベーションの向上へと繋がります。
また、新しい経験を通じて新たな人間関係を得ることもでき、人生をより心豊かなものにすることができるのです。
パニックゾーン
パニックゾーンとは、ラーニングゾーンを飛び越え、自分の限界を超えた領域です。
これまでの自分の経験やスキルがまったく通用せず、過度なストレスや不安、恐怖によって思考力が低下し、学習や成長どころではありません。パフォーマンスが下がるだけでなく、心身に悪影響を与える恐れもあります。
今一度、自分に足りないものを見極め、目標設定の見直しが必要となります。
これまでの自分の経験やスキルがまったく通用せず、過度なストレスや不安、恐怖によって思考力が低下し、学習や成長どころではありません。パフォーマンスが下がるだけでなく、心身に悪影響を与える恐れもあります。
今一度、自分に足りないものを見極め、目標設定の見直しが必要となります。
コンフォートゾーンを抜け出す方法
コンフォートゾーンを超えることは、自己成長や新しい経験を得るための重要なステップです。
しかし、それには不安や恐怖を伴うことが多いので、計画的かつ段階的に進めることが大切です。
コンフォートゾーンを超えていくために、お勧めのステップをいくつかご紹介しますので、ぜひ取り入れてみてください。
しかし、それには不安や恐怖を伴うことが多いので、計画的かつ段階的に進めることが大切です。
コンフォートゾーンを超えていくために、お勧めのステップをいくつかご紹介しますので、ぜひ取り入れてみてください。
目標を明確にする
なぜコンフォートゾーンを超えたいのかを明確にしましょう。
例えば、「新しいスキルを身に付けたい」「自信を高めたい」「キャリアアップしたい」などがありますが、ここで大切なことはその目標が明確かつ本当に自分が望んでいるものであることが重要です。
「新しいスキルを身に付けたい」であれば、来年の春に海外旅行に行って言葉に不自由なく旅行を楽しみたいから、英語のスキルを身に付けたい。
「自信を高めたい」であれば、来月のプレゼンや試験などのプレッシャーに対して、過剰に緊張しないように自信を高めたい。
というように、その目標を達成したい具体的な動機があり、かつ本当に自分が望んでいることであることが大切です。
更に、「いつかそうなりたい」ではなく「来年の春」や「来月までに」などゴールを目指す時期も明確に設定することがお勧めです。
明確な目標があれば、挑戦の意義を感じやすくなり、動機付けに繋がります。
例えば、「新しいスキルを身に付けたい」「自信を高めたい」「キャリアアップしたい」などがありますが、ここで大切なことはその目標が明確かつ本当に自分が望んでいるものであることが重要です。
「新しいスキルを身に付けたい」であれば、来年の春に海外旅行に行って言葉に不自由なく旅行を楽しみたいから、英語のスキルを身に付けたい。
「自信を高めたい」であれば、来月のプレゼンや試験などのプレッシャーに対して、過剰に緊張しないように自信を高めたい。
というように、その目標を達成したい具体的な動機があり、かつ本当に自分が望んでいることであることが大切です。
更に、「いつかそうなりたい」ではなく「来年の春」や「来月までに」などゴールを目指す時期も明確に設定することがお勧めです。
明確な目標があれば、挑戦の意義を感じやすくなり、動機付けに繋がります。
小さな一歩から始める
一気に大きな変化を求めるのではなく、小さな行動からスタートすることがお勧めです。
例えば、人前で話すことが苦手であれば、最初は少人数の友人や同僚に話しかけてみる。
新しい趣味を始めるなら、先ずは1~2時間だけ試してみるなどです。
最終的な目標は大きなものであってもちろん良いのですが、最終ゴールだけを目指していると少しうまくいかなかったり、数日行動が取れなかったりすると、「ああ、やっぱり自分には無理なんだ」と早々に諦めてしまう恐れがあります。
例えば、人前で話すことが苦手であれば、最初は少人数の友人や同僚に話しかけてみる。
新しい趣味を始めるなら、先ずは1~2時間だけ試してみるなどです。
最終的な目標は大きなものであってもちろん良いのですが、最終ゴールだけを目指していると少しうまくいかなかったり、数日行動が取れなかったりすると、「ああ、やっぱり自分には無理なんだ」と早々に諦めてしまう恐れがあります。
恐怖や不安を受け入れる
人間誰しも、不安や緊張を感じるのは自然なこと。むしろ、それはあなたが成長しようとしている証拠です。
恐れを抑え込むのではなく、新しく挑戦しようとしていることを観察し、受け入れる心構えを持ちましょう。
挑戦には失敗がつきものです。
失敗は「うまくいかなかった方法」を知る貴重な経験だと、ポジティブに捉えましょう。
恐れを抑え込むのではなく、新しく挑戦しようとしていることを観察し、受け入れる心構えを持ちましょう。
挑戦には失敗がつきものです。
失敗は「うまくいかなかった方法」を知る貴重な経験だと、ポジティブに捉えましょう。
計画を立てる
目標に向かうための具体的なステップをリストアップしましょう。
お勧めの方法は、目標達成している状態からさかのぼって「やることリスト」を作成することです。
ここでも大切なことは、ひとつひとつの「やること」に対して期日を設けることです。
期日を設けることで、自分の進捗状況が明確になり、
「今自分は一体どこにいて何をしているんだろう?」
「本当に目標に近づいているんだろうか?」
など漠然とした不安から解消されます。
お勧めの方法は、目標達成している状態からさかのぼって「やることリスト」を作成することです。
ここでも大切なことは、ひとつひとつの「やること」に対して期日を設けることです。
期日を設けることで、自分の進捗状況が明確になり、
「今自分は一体どこにいて何をしているんだろう?」
「本当に目標に近づいているんだろうか?」
など漠然とした不安から解消されます。
小さくてもいいので、成功体験を積む
成功体験を積み重ねることで、自己効力感が高まり、次の挑戦への自信がつきます。
小さな成功を振り返り、自分を褒めてあげることを忘れないでください。
ここでのポイントは、「この程度のこと誰でもできる」「できて当たり前だ」などと思わないことです。
どんなことでも、それを出来た自分を褒め、認めてあげることが大切です。
小さな成功を振り返り、自分を褒めてあげることを忘れないでください。
ここでのポイントは、「この程度のこと誰でもできる」「できて当たり前だ」などと思わないことです。
どんなことでも、それを出来た自分を褒め、認めてあげることが大切です。
サポートを得る
家族や友人、同僚などの支えを借りると、不安が軽減されます。
一緒に挑戦してくれる仲間がいれば、さらに効果的です。
一緒に挑戦してくれる仲間がいれば、さらに効果的です。
進捗を記録する
自分がどれだけ成長したかを記録することで、モチベーションを維持できます。
例えば、日記をつける、成功したことをリストアップするなどがありますが、ここでのポイントはストレスなく、長期間継続できる方法を選ぶことが大切です。
例えば、日記をつける、成功したことをリストアップするなどがありますが、ここでのポイントはストレスなく、長期間継続できる方法を選ぶことが大切です。
一番大切なことは「今」を楽しむ心を持つこと
さて、コンフォートゾーンを超える方法をいくつかご紹介しましたが、取り入れられそうなものはありましたか?
コンフォートゾーンを超えることは、未来だけでなく、現在の自分にも新しい価値をもたらします。
挑戦そのものを楽しむことを意識してください。
自分を追い詰めすぎず、無理のないペースで進めることが大切です。
少しずつ挑戦を重ねるうちに、ラーニングゾーンがあなたのコンフォートゾーンに変わる日が来るでしょう!
コンフォートゾーンを超えることは、未来だけでなく、現在の自分にも新しい価値をもたらします。
挑戦そのものを楽しむことを意識してください。
自分を追い詰めすぎず、無理のないペースで進めることが大切です。
少しずつ挑戦を重ねるうちに、ラーニングゾーンがあなたのコンフォートゾーンに変わる日が来るでしょう!
WRITER
-
- 廣田 左希子SAKIKO HIROTA
-
- 日本実務能力開発協会 認定コーチ
資格第COY-Ⅰ-221081号 - 上級心理カウンセラー資格
- 日本実務能力開発協会 認定コーチ
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