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トラウマの影響で色々なことに対して過度に遠慮してしまう?

 2023/05/20
コーチング

こんにちは。CuoReleaseの廣田です。

前回から、周囲に過度に遠慮してしまう原因とその対策に関してご紹介しています。過度に遠慮してしまう原因は様々ありますが、ここでは一般的によく挙げられる原因を挙げて解説していきます。

さて、前回ご紹介した過度に遠慮してしまう原因は次の4つでしたね。

①自己劣等感
②過剰な配慮
③文化的・社会的背景
④トラウマ

今回は、④のトラウマに関して詳しくみていきます。このテーマの最終回です。

それでは、本日も最後までお楽しみください。

トラウマが過度な遠慮に繋がる、3つの原因

過度な遠慮の原因として、トラウマの影響も考えられます。トラウマは、過去の深刻な心理的な傷や苦痛を経験した結果として生じるものです。トラウマにより影響が生じる原因は次の3つです。

①安全な状況の回避
②周囲の反応の過敏性
③コントロールの欠如

それでは、ひとつずつ詳しく見ていきましょう。

安全な状況への回避

トラウマ経験は、一連の脅威的な出来事や危険な状況によって引き起こされることがあります。その結果、トラウマを引き起こした出来事や類似した状況を回避するために、過度な遠慮や警戒心が生じることがあります。

過度な遠慮は、再び同じような苦痛や傷を経験しないための自己保護メカニズムとなることがあります。

周囲の反応の過敏性

トラウマ体験後は、他人の反応や評価に対して特に敏感になることがあります。

トラウマ体験が否定的な反応や非難を引き起こした場合、過度な遠慮や自己否定の感情が生じることがあります。そのため、他人に対して過度に遠慮することで、再び傷つくことを回避しようとする傾向が生じることがあります。

コントロールの欠如

トラウマは、個人の感情や身体的な安全へのコントロールを奪う経験と関連しています。

トラウマの結果として、過度な遠慮や制御欲求が生じることがあります。周囲の意見や行動に過剰に反応し、自己の安全や統制を確保しようとするために、遠慮する傾向が生じることがあります。

これらの原因により、トラウマの経験者は過度な遠慮を示す場合があります。

”捉え方”で、トラウマがポジティブな”経験”になる!

トラウマを完全に消し去ることは困難ですが、克服し心の回復を促進することは可能です。そのためには、自己ケアやセルフケアが重要です。

自分自身の健康と心の豊かさ焦点を当てることで、トラウマに対する回復力を高めることができます。適切な睡眠、バランスの取れた食事、リラクゼーションテクニック、ストレス管理、適度な運動などがセルフケアの一部です。

繰り返しますが、過去のトラウマを完全に消し去ることは難しいかも知れません。でも、過去の出来事を”経験”と捉えるか、”後悔”と捉えるかで、今抱えているトラウマが、ポジティブなものになる可能性も十分にあります。

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幼少期に周囲の人間や環境から影響を受けることにより自己形成がされるため、成長期、特に幼少期の子供にかける言葉や態度、与える環境はとても大切です。

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ご興味がある方は、のぞいてみてくださいね。

本日も最後まで読んでいただきありがとうございました。次回のブログもお楽しみに!

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 WRITER
  • 廣田 左希子
  • 廣田 左希子SAKIKO HIROTA
  • 日本実務能力開発協会 認定コーチ
    資格第COY-Ⅰ-221081号
  • 上級心理カウンセラー資格
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