社員教育のポイント!自己効力感がアップする「成果承認」
- 2021/10/21
- コーチング
こんにちは。
全3回に渡り、人間誰しもが持ち合わせている「承認欲求」に関して詳しく見てきました。
そして、どんな人も無意識に求めている「承認」ですが、私たちの誰もが主に3つの承認欲求を持っていると言うこともお伝えしてきました。
自分の存在を認めて欲しい「存在承認」と、変化したことに気付いて称賛されたい「成長承認」でしたね。
3回目の今日は、いよいよ3つめの承認欲求に関して詳しくみていきましょう。
3つの承認欲求3つ目は・・・?
社員教育のポイント!「自分の存在を認めて欲しい」承認欲求は人間共通 を読む
社員教育のポイント!変化を認め褒める技術の「成長承認」 を読む
成果承認
承認欲求の3つ目は、「成果承認」です。
成果承認とは、成長承認とも似ているのですが、日々取り組んでいる仕事の成果に対して周囲から承認されることです。
もちろん、仕事(ビジネス)だけに限らず、主婦であれば家事、子供であれば勉強や習い事、自分で決めて取り組んでいるダイエットなども含まれます。
職場であれば部下達、家庭であれば妻・夫・子供、また教育現場に携わる方であれば通っている子供たちへ向けて、この成果承認を上手に使えるようになると、「自分の仕事(取り組んでいること)をちゃんと見てくれている人がいる」という安心感を生み出すことができます。
そして、その安心感は自己効力感や自己肯定感が育つきっかけにもなるのです。
成果承認とは、成長承認とも似ているのですが、日々取り組んでいる仕事の成果に対して周囲から承認されることです。
もちろん、仕事(ビジネス)だけに限らず、主婦であれば家事、子供であれば勉強や習い事、自分で決めて取り組んでいるダイエットなども含まれます。
職場であれば部下達、家庭であれば妻・夫・子供、また教育現場に携わる方であれば通っている子供たちへ向けて、この成果承認を上手に使えるようになると、「自分の仕事(取り組んでいること)をちゃんと見てくれている人がいる」という安心感を生み出すことができます。
そして、その安心感は自己効力感や自己肯定感が育つきっかけにもなるのです。
成果承認をする時におさえておくポイントは?
成果承認も、成長承認と同じくただやみくもにすれば良いと言うことではありません。
成果承認をする時におさえておくポイントをお伝えします。
ここでは、仕事(ビジネス)のシーンを例にあげてみましょう。
成果承認をする時におさえておくポイントをお伝えします。
ここでは、仕事(ビジネス)のシーンを例にあげてみましょう。
数字やデータには表れない部分も称賛する
成果承認で大切なことは、「目に見えていない部分にも気づき、その部分を称賛する」と言うことです。
数字やデータで結果が出てくる部分は分かりやすいのですが、そうではない部分は見落としがちになってしまいます。
例えば、良い数字を出せるチームになるよう、良好な雰囲気作りに貢献した人に対して「君が絆の強いチーム造りに尽力してくれたから、良い数字を出すことができたよ、ありがとう」といった具合です。
数字やデータで結果が出てくる部分は分かりやすいのですが、そうではない部分は見落としがちになってしまいます。
例えば、良い数字を出せるチームになるよう、良好な雰囲気作りに貢献した人に対して「君が絆の強いチーム造りに尽力してくれたから、良い数字を出すことができたよ、ありがとう」といった具合です。
採用されなかったアイディアもみんなの前で発表する
職場で新たなルールを決める時や、プロジェクトなどで新しいアイディアが必要な場合、どうしても採用されたアイディアだけがクローズアップされがちです。
しかし、採用はされずとも様々な意見が飛び交っていたことを忘れてはいけません。
「今回は採用にはならなったが、○○さんがこんなアイディアを出してくれました。このアイディアは今後の参考にさせてもらいますね、ありがとう!」
などと、『みんなが見ている前で』称賛することを心がけてみてください。
しかし、採用はされずとも様々な意見が飛び交っていたことを忘れてはいけません。
「今回は採用にはならなったが、○○さんがこんなアイディアを出してくれました。このアイディアは今後の参考にさせてもらいますね、ありがとう!」
などと、『みんなが見ている前で』称賛することを心がけてみてください。
主観的にならず、否定的な見方をしない
全3回に渡りお伝えしてきた、人間誰しもが持って生まれてきている欲求、「3つの承認欲求」についてご理解いただけましたでしょうか?
「存在承認」「成長承認」「成果承認」は職場だけでなく、家庭内や学校などの教育現場でもとても重要なコミュニケーション手段です。
大切なことは、「承認しよう」と意気込んで取り組むのではなく、相手が発言することや行動していることに対して
「主観的にならず、否定的な見方をしないこと」。
そうすれば、自然と相手を受け入れる心構えになれます。
相手に感謝をして、「ありがとう」と素直に伝える気持ちを大切にしてください。
「存在承認」「成長承認」「成果承認」は職場だけでなく、家庭内や学校などの教育現場でもとても重要なコミュニケーション手段です。
大切なことは、「承認しよう」と意気込んで取り組むのではなく、相手が発言することや行動していることに対して
「主観的にならず、否定的な見方をしないこと」。
そうすれば、自然と相手を受け入れる心構えになれます。
相手に感謝をして、「ありがとう」と素直に伝える気持ちを大切にしてください。
WRITER
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- 廣田 左希子SAKIKO HIROTA
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- 日本実務能力開発協会 認定コーチ
資格第COY-Ⅰ-221081号 - 上級心理カウンセラー資格
- 日本実務能力開発協会 認定コーチ
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