変化を認め褒める技術の「成長承認」
- 2021/10/19
- コーチング
前回のブログから、人間誰しもが持っている「承認欲求」をテーマにしています。
そして前回は、承認欲求には大きく3つの欲求があり、その1つ目「存在欲求」に関して掘り下げました。
前回もお伝えしましたが、人は誰しもが、自分の想いを分かって欲しいとか、存在を認めてもらいたいなどの欲求を持っています。
これは、自己主張が強いとかではなく、人間が生命を維持するために必要な欲求、と言うこともお伝えしましたね。
それでは今回は、2つ目の承認欲求を詳しく見ていきましょう。
3つの承認欲求2つ目は・・・?
社員教育のポイント!「自分の存在を認めて欲しい」承認欲求は人間共通 を読む
成長承認
2つめの承認欲求は、「成長承認」です。
成長承認は、その名の通り「成長したことを認め、褒めること」。
しかし、褒めると言っても「すごいね」や「偉いね」などと、ただやみくもに褒めれば良いわけではありません。
相手が「どこの部分を褒めてもらっている」と明確に理解できる伝え方をしなければ意味がありませんし、逆に「おだてて機嫌取りをしているのかな」などと受け取られ兼ねません。
相手を褒める時は、相手の変化や成長に関わる「事実」を伝えるところがポイントです。
完成したことや完璧に出来ていることだけを見るのではなく、以前に比べ少しでも出来るようになっている部分や変化した部分にフォーカスし、もれなく褒めることを心がけてください。
成長承認は、その名の通り「成長したことを認め、褒めること」。
しかし、褒めると言っても「すごいね」や「偉いね」などと、ただやみくもに褒めれば良いわけではありません。
相手が「どこの部分を褒めてもらっている」と明確に理解できる伝え方をしなければ意味がありませんし、逆に「おだてて機嫌取りをしているのかな」などと受け取られ兼ねません。
相手を褒める時は、相手の変化や成長に関わる「事実」を伝えるところがポイントです。
完成したことや完璧に出来ていることだけを見るのではなく、以前に比べ少しでも出来るようになっている部分や変化した部分にフォーカスし、もれなく褒めることを心がけてください。
変化を認め、褒めるとはどう言うこと?
社内ミーティングでこんな状況ありませんか?
例えば、あなたは社内で取り組んでいるプロジェクトチームのリーダーだとします。
あなたのプロジェクトチームは定期的にミーティングを開催していますが、部下達の積極性を高めるために、ミーティングの進行役はあなたではなくチームのサブリーダーに任せています。
進行役のサブリーダーは一生懸命ミーティングを進行しようとしますが、メンバー達から積極的な意見が出なかったり、議題にまつわる説明や解説がまとまっていなかったりで、毎回1時間ほどミーティングに時間を費やしています。
その割には、明確な決定事項や新しいアイディアなどがまとまらず、お世辞にも有意義なミーティングとは言えない状態です。
あなたのプロジェクトチームは定期的にミーティングを開催していますが、部下達の積極性を高めるために、ミーティングの進行役はあなたではなくチームのサブリーダーに任せています。
進行役のサブリーダーは一生懸命ミーティングを進行しようとしますが、メンバー達から積極的な意見が出なかったり、議題にまつわる説明や解説がまとまっていなかったりで、毎回1時間ほどミーティングに時間を費やしています。
その割には、明確な決定事項や新しいアイディアなどがまとまらず、お世辞にも有意義なミーティングとは言えない状態です。
サブリーダーが取った行動
サブリーダーは、メンバー達に意見を求める時はフリートークをさせるのではなく選択肢をいくつか準備してきて、その中から選ぶ選択式にしてみるのはどうかと考え、早速、議題に関する事柄で決定事項に対する提案を数パターン準備し、ミーティングに臨みました。
選択肢を提示することでメンバー達は安心し、各々の意見を少しづつ発言できるようになりました。
ミーティングの質は上がり、時間も15分間ほど短縮できるようになりました。
ここで、「選択肢を準備するなんて子供じゃあるまいし・・・」と批判的に見たり、「もっと要領良くならないものか」と更に向上を求めるのではなく、「サブリーダーがミーティングを有意義なものにするために考え、実行した。その結果、変化が見られた」ことを認め、大いに称賛することが重要です。
変化は大小の問題ではなく、少しでも変化したことを見逃さず、口に出して褒めるのです。
「君がアイディアを考え、実行してくれたことでメンバー達のモチベーションも上がり、ミーティングの質も良くなった。時間も短縮しているではないか。素晴らしい変化だよ。ありがとう」
と言う風に相手に尊敬の念を込めて、伝えてください。
選択肢を提示することでメンバー達は安心し、各々の意見を少しづつ発言できるようになりました。
ミーティングの質は上がり、時間も15分間ほど短縮できるようになりました。
ここで、「選択肢を準備するなんて子供じゃあるまいし・・・」と批判的に見たり、「もっと要領良くならないものか」と更に向上を求めるのではなく、「サブリーダーがミーティングを有意義なものにするために考え、実行した。その結果、変化が見られた」ことを認め、大いに称賛することが重要です。
変化は大小の問題ではなく、少しでも変化したことを見逃さず、口に出して褒めるのです。
「君がアイディアを考え、実行してくれたことでメンバー達のモチベーションも上がり、ミーティングの質も良くなった。時間も短縮しているではないか。素晴らしい変化だよ。ありがとう」
と言う風に相手に尊敬の念を込めて、伝えてください。
人をさらに成長させることもできる成長承認
成長承認はビジネスシーンだけでなく、子供たちに対してや家族間でも非常に役立ちます。
ここで大切なことは、「変化の大小は関係ない」こと。
少しでも変化させることができた、本人の努力とチャレンジした行動を受け入れ、感謝の意を込めて大いに褒めてあげてください。
成長承認は、成長したことを褒めるだけでなく、人をさらに成長させることもできる素晴らしいコミュニケーション技術なのです。
ここで大切なことは、「変化の大小は関係ない」こと。
少しでも変化させることができた、本人の努力とチャレンジした行動を受け入れ、感謝の意を込めて大いに褒めてあげてください。
成長承認は、成長したことを褒めるだけでなく、人をさらに成長させることもできる素晴らしいコミュニケーション技術なのです。
WRITER
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- 廣田 左希子SAKIKO HIROTA
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- 日本実務能力開発協会 認定コーチ
資格第COY-Ⅰ-221081号 - 上級心理カウンセラー資格
- 日本実務能力開発協会 認定コーチ
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