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社員教育のポイント!「自分の存在を認めて欲しい」承認欲求は人間共通 

 2021/10/05
コーチング

私たちは日々、様々な誰かと会話を使ってコミュニケーションを取りながら生きています。
会話を使うコミュニケーションは、職場の人たちや友人、知人はもちろん、家族との会話も含まれます。
さて、そんな日常で当たり前のように繰り広げられるコミュニケーションですが、コミュニケーションを取るうえでどんな人とでも共通して必要なことがあります。
この、「どんな人とでも共通して必要なこと」のポイントを押さえていれば、どんな時もとても良好なコミュニケーションを取ることができます。
それは何でしょう?
それでは、詳しくみていきましょう。

どんな人とでも共通して必要なこと、それは・・・

承認

それは、「承認」です。
承認は、法律方面の意味合いだとその事が正当である、事実であると認めること、となりますが人に対して使う時は、
「その人の存在や思考を認めること」という意味合いになります。
人は誰しもが、自分の想いを分かって欲しいとか、存在を認めてもらいたいなどの欲求を持っています。
「褒められたい」と思うことも承認欲求のひとつです。
これは、自己主張が強いとかワガママだとか、そういったことではなく、人間が生命を維持するために必要な欲求です。

人間誰しもが持っている欲求

人は一人では生きていけず、必ず誰かと関わり合いながら生きています。
また、自分の存在を無視されることはとても強いストレスとなり、自己否定感を強くするきっかけともなります。
このように、人は「誰かと関わりたい」「自分の存在を無視されたくない」といった無意識欲求があるのです。

そんな、人が無意識に求めている「承認」ですが、私たちの誰もが主に3つの承認欲求を持っていると言われています。
今日から1つずつ、承認欲求に関して詳しくみていきましょう。

3つの承認欲求1つ目は・・・?

存在承認

これは、前章でも少しお話しした通り、「自分の存在を認めてもらいたい」という欲求です。
コミュニケーションを取る時は、先ずこの「存在承認」を大切にしてください。
考え方はとてもシンプルで、「あなたがいることに気が付いていますよ」ということを伝えることです。
これは、あいさつや、相手の状態を具体的事実として伝えることがポイントです。
例えば、
「○○さん、おはようございます。今日はいつも以上にはつらつとしていますね」や
「○○さん、おはようございます。今日は元気がないように見えますが、何かありましたか?」など、自分から見た主観的事実を伝えることが効果的です。
その際は、まず相手の名前を呼ぶこともとても大切です。
日常で使いやすい会話としては、職場に後輩やスタッフが出勤してきた時などには、ただ「おはようございます」とだけ言うのではなく「○○さんおはようございます。今日もよろしくお願いします」などのパターンもとても効果的です。

一人ひとりを大切に想うこと

さて、人間誰しもが生まれ持っている無意識欲求である「承認」。
今回は、3つの承認欲求のうちの1つ目、「存在欲求」に関して詳しくみていきました。
人は誰しもが、「自分の存在を認められたい」と思っています。
これは、「自分を大切にされたい」と言う望みです。
特に、複数人人が集まるような環境では、全員をまとめて考えるのではなく、一人ひとりの名前を呼びそれぞれの人達に違うメッセージを投げかける、などの心遣いが大切です。
それは、一人ひとりを大切に想うこと、そのものなのです。

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 WRITER
  • 廣田 左希子
  • 廣田 左希子SAKIKO HIROTA
  • 日本実務能力開発協会 認定コーチ
    資格第COY-Ⅰ-221081号
  • 上級心理カウンセラー資格
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