不妊治療記録④ 夫婦一緒に向き合う不妊治療 女性だけの問題ではない
- 2021/04/10
- 不妊治療
先日より、私自身の不妊治療記録と共に不妊治療に取り組んでいる方々のご苦労を記載させていただいています。
結婚したら当たり前のように子供を授ると思っていたのになかなか授からない。
周囲の夫婦からは次々と妊娠報告や出産報告が聞こえてきて、うらやましく感じている自分に対しみじめな気持ちになる。
不妊に悩む方の精神的・身体的ストレスはとても大きく、また周囲にはなかなか相談し難いものです。
女性専門の相談室【CuoRelease】では、不妊にまつわるご相談を多くお受けしております。
ご相談をお受けする私自身も不妊治療経験者であり、お力になれることが必ずございます。
ホームページにお問合せフォームがございますので、そちらからお気軽にお問合せください。
人工授精では妊娠できない現実
人工授精ストップ
人工授精のチャレンジがスタートし、5回目の人工授精の日。
処置前に、先生から「今回の処置で妊娠が確認できなかったら、ご夫婦一緒に治療を受けませんか?」と提案されました。
それまで、7か月間ほどの間に合計で6回の人工授精にチャレンジしてきました。
そのうち1回は事情により処置ができず、実際に処置ができたのは5回。
これまでに、妊娠は一度も確認できていません。
先生の見解は、「精子と卵子が出逢っていないのだろう」とのことでした。
「このまま何度人工授精をしても良い結果は期待できません」との先生からの言葉。
不妊治療を始めた時の私の年齢は38歳目前で、この時すでに39歳が目前に迫っていました。
どんどん歳をとっていく自分に焦りを感じていたこともあり、その日のうちに夫に相談をしました。
夫婦一緒に治療を受けるということは、夫も専門のクリニックで男性不妊の検査をし、もし妊娠の妨げになっている箇所が見つかればそこを治療してから、再度人工授精や体外受精に挑むということです。
先生からの提案を受け、次回夫と一緒にクリニックに行き先生の話を聴くことになりました。
その後、夫婦で治療に取り組んだのですが、その間半年ほどの間、受精を目的とする処置は一旦ストップとなりました。
処置前に、先生から「今回の処置で妊娠が確認できなかったら、ご夫婦一緒に治療を受けませんか?」と提案されました。
それまで、7か月間ほどの間に合計で6回の人工授精にチャレンジしてきました。
そのうち1回は事情により処置ができず、実際に処置ができたのは5回。
これまでに、妊娠は一度も確認できていません。
先生の見解は、「精子と卵子が出逢っていないのだろう」とのことでした。
「このまま何度人工授精をしても良い結果は期待できません」との先生からの言葉。
不妊治療を始めた時の私の年齢は38歳目前で、この時すでに39歳が目前に迫っていました。
どんどん歳をとっていく自分に焦りを感じていたこともあり、その日のうちに夫に相談をしました。
夫婦一緒に治療を受けるということは、夫も専門のクリニックで男性不妊の検査をし、もし妊娠の妨げになっている箇所が見つかればそこを治療してから、再度人工授精や体外受精に挑むということです。
先生からの提案を受け、次回夫と一緒にクリニックに行き先生の話を聴くことになりました。
その後、夫婦で治療に取り組んだのですが、その間半年ほどの間、受精を目的とする処置は一旦ストップとなりました。
不妊=女性側の問題と思われている現実
以前ほどではありませんが、不妊は女性側に問題があると思われているが傾向がまだ残っています。
女性の卵子や子宮は年齢と共に老いていくことは事実です。
また、生理不順や子宮筋腫など、女性特有の症状もあることで余計に「不妊は女性の問題」と思われがちです。
夫婦どちらに原因があるのか、もし明確な原因が見つかり、そこを治療することで妊娠が望めるのであればその箇所を治療すれば良いのですが、不妊は明確な原因が分からないことがほとんどです。
ストレスや過労で精子や卵子の質が低下してしまったり、先月は調子が良かったが今月は不調、といった風に人間の身体は、常にベストなコンディションというわけではありません。
【不妊=女性側の問題と思われている現実】に関しては、後に改めて詳しく述べていこうと思います。
不妊に悩んでいる女性が、痛く辛い思いをし、本来は感じる必要のない自己否定を感じてしまっている現実。
そして、夫側の家族に申し訳なく思う気持ちなど、どんな心情で毎日過ごしているのかをより多くの方に知っていただき、子供を授かるために必死に努力している方々を、周囲が一丸となって支えていける社会になれば、私達の未来はさらに明るいものになるのではないでしょうか。
女性の卵子や子宮は年齢と共に老いていくことは事実です。
また、生理不順や子宮筋腫など、女性特有の症状もあることで余計に「不妊は女性の問題」と思われがちです。
夫婦どちらに原因があるのか、もし明確な原因が見つかり、そこを治療することで妊娠が望めるのであればその箇所を治療すれば良いのですが、不妊は明確な原因が分からないことがほとんどです。
ストレスや過労で精子や卵子の質が低下してしまったり、先月は調子が良かったが今月は不調、といった風に人間の身体は、常にベストなコンディションというわけではありません。
【不妊=女性側の問題と思われている現実】に関しては、後に改めて詳しく述べていこうと思います。
不妊に悩んでいる女性が、痛く辛い思いをし、本来は感じる必要のない自己否定を感じてしまっている現実。
そして、夫側の家族に申し訳なく思う気持ちなど、どんな心情で毎日過ごしているのかをより多くの方に知っていただき、子供を授かるために必死に努力している方々を、周囲が一丸となって支えていける社会になれば、私達の未来はさらに明るいものになるのではないでしょうか。
夫婦一緒に取り組む大切さ
不妊治療は、妻・夫どちらかだけが取り組むものではありません。
当然ながら、夫婦二人で妊娠・出産という同じ希望に向かい、手を取り合って臨んでいくことが必要です。
とは言え、妻と夫が全く同じ気持ちで取り組むことは現実的に難しいでしょう。
しかし、特に女性にとって不妊治療は精神的・肉体的に想像以上に辛い思いをします。
また、久しぶりに会う友人や知人などから「最近どうしてるの?」などと聞かれると返答に戸惑ったり、周囲で妊娠・出産・子育てをしている方々に会っても、自分の現状を話すことにも抵抗を感じます。
さらに、子供に恵まれている女性をうらやむ気持ちも生じてしまいます。
そしていつの間にか人とコミュニケーションを取ることを疎ましく感じ、距離を置いてしまうことも事実です。
そうして妻だけが少しずつ孤立していき、孤独を感じながら治療に取り組む事態になってしまうのです。
そんな状況で一番の理解者は夫です。
採卵・麻酔・投薬など実際に治療を施されるのは女性の身体ですし、通院に時間を費やすもの女性です。
妻と夫が同じ想いを抱くことは現実的に難しいことですが、お互いの状況や辛い気持ちを受け入れ、寄り添い続けることがとても大切です。
当然ながら、夫婦二人で妊娠・出産という同じ希望に向かい、手を取り合って臨んでいくことが必要です。
とは言え、妻と夫が全く同じ気持ちで取り組むことは現実的に難しいでしょう。
しかし、特に女性にとって不妊治療は精神的・肉体的に想像以上に辛い思いをします。
また、久しぶりに会う友人や知人などから「最近どうしてるの?」などと聞かれると返答に戸惑ったり、周囲で妊娠・出産・子育てをしている方々に会っても、自分の現状を話すことにも抵抗を感じます。
さらに、子供に恵まれている女性をうらやむ気持ちも生じてしまいます。
そしていつの間にか人とコミュニケーションを取ることを疎ましく感じ、距離を置いてしまうことも事実です。
そうして妻だけが少しずつ孤立していき、孤独を感じながら治療に取り組む事態になってしまうのです。
そんな状況で一番の理解者は夫です。
採卵・麻酔・投薬など実際に治療を施されるのは女性の身体ですし、通院に時間を費やすもの女性です。
妻と夫が同じ想いを抱くことは現実的に難しいことですが、お互いの状況や辛い気持ちを受け入れ、寄り添い続けることがとても大切です。
WRITER
-
- 廣田 左希子SAKIKO HIROTA
-
- 日本実務能力開発協会 認定コーチ
資格第COY-Ⅰ-221081号 - 上級心理カウンセラー資格
- 日本実務能力開発協会 認定コーチ
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