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周囲の目が気になり行動出来ない。反応が怖くて意見が言えない。

 2021/03/21
コーチング

皆さんは今までに、「やりたいことがあるけど周囲の目が気になってできなかった」経験はありますか?
行動だけでなく、自分が発言することに対しても、「どう思われるかな」とか「反対されたらどうしよう」などと気になり、自分の本心ではないのに周囲に合わせてしまったり、自分の考えがはっきり言えなかった経験があるのではないでしょうか?
実は、周囲の目が気になったり反応が怖いと感じることは、「思い込み・決めつけ」のパターンが多いのです。
詳しくみてきましょう。

周囲の目や反応が気になる原因を探る

自分の力や能力を、過去の経験から紐づけている

例えばあなたに、「起業したい」願望があったとします。
でも、なかなか具体的な行動が取れません。
起業するにはどうしたら良いのかを聞きたいのに、人に相談ができません。
周囲の人たちにどう思われるかが気になり、「自分は起業を目指している」とも言えません。
「起業したい」願望はあるのに、なぜ行動が取れなかったり相談できないのでしょうか?
そこには、脳の中に次のような思い込みがある可能性があります。
「周囲から反対されるに決まっている、周囲から白い目で見られるに決まっている」
「自分が起業したいと言ったら、周囲からどう思われるかが気になる」

この思い込みは、過去の経験から紐づいています。
過去に、何かにチャレンジしてうまくいかなかったり、自分が発言したことに対し、他人から反対されたり非難されたことを、経験したこととして「自分はいつも失敗する」「何をしてもうまくいくはずがない」と言った風に、極端に決めつけていることがあります。
他人から反対されたことに関しても、「自分は何を言っても反対される」と言った具合です。
そして、その時に感じた嫌な感情や傷ついた気持ちを強烈に覚えていて、もう二度と同じ感情を抱きたくない、と直感的に感じてしまっているのです。

事実か、思い込みかを明確にする

過去の経験や体験は、実際に起こったことなので「事実」として受け止めていただいて問題ありません。
しかし、「経験や体験により発生した極端なマイナス思考や決めつけ」は、あなたの行動を邪魔し、能力を伏せてしまう恐れがあります。
重要なことは、「その思考は事実か、思い込みか」を明確にさせることです。例えば、
◆チャレンジしたことに失敗した。
「自分はいつも失敗する」⇒「いつも」とは、今までに一度もうまくいったことはないのですか?
「前回失敗したから、今回もうまくいくはずがない」⇒前回失敗したから、今回も失敗すると思う根拠は何ですか?

◆以前、意見を言ったら否定された。
「自分は何を言っても否定される」⇒今まで、全てのことに否定されてきたのですか?
「以前反対されたから、今回も反対されるだろう」⇒「反対」ではなく、「意見」をもらったのではないですか?

過去に失敗したことの悔しさや、自分の意見を否定された心の痛みは繰り返したくないと思うことは当然の心理です。
しかし、過去の経験の全てはあなたの人生にとって貴重な財産です。
マイナスにとらえるのではなく、「経験」として次に活かせるように、心を整理しておきましょう。

周囲の反応を優先しますか?自分の意志を優先しますか?

過去の経験から極端なマイナス思考が働いてしまうことはご理解いただけたと思います。
もうひとつ大切なことは、
「起業をする夢を抱いた自分自身を誇りに思い、その意志を大切にすること」です。
周囲からの反応を気にして、都度で自身の志が揺らいでしまったり、気に入らないことを言われる度に落ち込んだり腹を立てたりするのではなく、常に自身の意志と会話をし続けることが大切です。
周囲からどう思われるか、そのことがあなたの人生の選択を狭めるほど重要なことではないはずです。
あなたの人生を輝くものにするために、自身を突き動かす強い動機と手にしたい成果を、いつも心の中心に大切に置いておいてくださいね。
 WRITER
  • 廣田 左希子
  • 廣田 左希子SAKIKO HIROTA
  • 日本実務能力開発協会 認定コーチ
    資格第COY-Ⅰ-221081号
  • 上級心理カウンセラー資格
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